Written By: トーノZERO
「面白かった」
「青大将が?」
「青大将も良いのだが、実は若大将も変なところで意固地になるし、人生が下手くそだし、意外と人間味がある」
「若大将もいいの?」
「そうだな。結局、若大将も青大将も墓穴を掘るタイプ」
「なんてこった」
「青大将はね。若大将に救われているのだがね。実は若大将に近くにいると、女がみんな若大将に引き寄せられるわけで、良いのか悪いのか分からない」
「でも、それが友だちってことだね?」
「そうなんだろう」