2017年07月10日
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国道20号線と都道14号線と放射5号線と東八道路の関係

Written By: 川俣 晶連絡先

「上北沢の交差点で20の下に14と書いた看板を見て【あれ?】と思ったが、どうも国道20号線と都道14号線と放射5号線と東八道路の関係を誤解していたようなので、改めて明確化した」

20と14

「どんな関係なんだ?」

「まず大ざっぱにまとめてみた」

  • 国道20号線、甲州街道のことである
  • 都道14号線、渋谷から国立に至る都道である。本線は、方南通り、井ノ頭通り、人見街道、東八道路である。放射5号線の上北沢駅入口交差点 - 杉並区上高井戸2丁目の区間は都道14号線のバイパス線である (その他に支線を有する)
  • 放射5号線、東京都市計画道路の放射線の5号線。新宿通り、甲州街道、東八道路を含む
  • 東八道路、東京都三鷹市牟礼と国立市谷保を結ぶ

「頭が痛くなってきた」

「そうだ。凄く複雑な包含関係がある」

「つまりなんだい?」

「上北沢駅入口交差点から北に曲がる道(首都高速の下の道)は、放射5号線だが、都道14号線のバイパス線でもある。しかし、放射5号線と言ってしまうと国道20号線も含まれるが。都道14号線に国道20号線は含まれない。逆も真だ。そして、放射5号線の一部だけが都道14号線に包含されるが、都道14号線に包含されない放射5号線も多い」

「そもそも出発点に互換性が無いね」

「そうだ。本来は別のものが複雑怪奇に絡み合って何か得体の知れない道路に結実している」

「上北沢はそういう視点で見ているといくらでも楽しめる場所なのだね」

「それでなくても上北沢交差点はいいぞ。下には玉川上水跡。首都高の橋脚も変な形で面白い」

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