「その夜は模型作りながらヤマト1974のブルーレイの2枚目を流していた」
「それで?」
「シュルツの演説は泣けるなあ。全シリーズを通していちばん泣ける」
「そんなに?」
「ガンツも泣いた。おいらも泣いた」
「ヤマト2199は?」
「ガンツは泣かなかった。おいらも泣かなかった」
オマケ §
「それってどういうこと?」
「ヤマト2199はクオリティを上げているのだが、ここは肝心という箇所に限ってなぜかヤマト1974と比較して見劣りする」
「ヒルデ出すよりシュルツで泣かせろってことだね」
「ガンツ泣き、という用語を作って重視してる要素なのだが、2199ではカケラほども泣かない」
「他に何か独自用語ある?」
「ゲール音頭」
「それはなんだい?
「『自爆装置』というゲールのポーズ」
「ヤマト2199には丸ごと無いね」
「セットカウントは30秒。これが最後の決め手だよゲール君。あれ、ゲール君がいない」