2017年08月07日
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宇宙戦艦ヤマト1974第4話【第2宇宙飛行】の謎

Written By: トーノ・ゼロ連絡先

「地球引力圏離脱しました」

「よし、第2宇宙飛行に切り換えろ」

「実はこのやり取りはおかしい」

「なんで?」

「地球引力圏というのは、おそらく地球の引力が支配的な領域のことで、地球重力圏のことだろう。これを離脱することは可能だ」

「それで?」

「ところが、第2宇宙飛行という用語は存在しない。第2宇宙速度ならある」

「独自用語じゃないの?」

「いや、第2宇宙速度というのは、地球重力圏を離脱する速度なので、台詞が連続していることから考えて関連性があるものと思って良いと思う。シナリオの意図としては、【第2宇宙速度に到達した結果、地球の重力圏を離脱した】だったのではないか」

「ふむふむ」

「しかし、いろいろなスタッフの間を流れている間に、【ヤマトが地球の引力圏を脱出した結果、別の航行方式にヤマトは切り換えた】と解釈されてしまったのではないか」

「なぜだろう」

「やはり、島が何かを切り換える描写があった方が絵的に説得力が出るからではないか」

「でも、重力圏を出たから航行方式を変えるのも説得力があるのでは?」

「重力圏を出るまでは加速が必要だが、そのあとは推力を絞ったり慣性航行に移行しても良い……ということならともかく、更にエンジンを吹かしているからな」

「うーむ」

シナリオと絵コンテでは §

「実際に調べた結果、シナリオと絵コンテではこうなっていた」

「大気圏離脱しました」

「よし、空間飛行に切り換えろ」

「えっ?」

「つまり、映像は完全にこの台詞通りに作られている。台詞は、作画に入った後でアフレコ前に変更されたものと思われる。その結果、映像があまり台詞と合わなくなってしまった」

「翼を収納して波動エンジンを吹かすのは【空間飛行】ってことだね」

「そうだ」

「なぜ変更されたと思う?」

「第3話で波動エンジンを点火しているのに、ここで初めて波動エンジンに切り換えると不自然に見えるからだろう」

「でも、変更の結果もおかしいよね」

「おかしい。しかしどこでどういう理由でおかしくなったのかは、調べた範囲では分からない。せめてAR台本が見られれば良かったのだが」

「第4話のAR台本を持っている人、ここの台詞を調べてくれ!」

「しかし、そんな凄い人が何人いるのだろうか」

ロマンアルバム §

「シナリオベースと思われるロマンアルバムのストーリーダイジェストでも、大気圏離脱、空間飛行と書いてある。しかし、パーフェクトマニュアル1では引力圏離脱と書いてあって実際のフィルムに近い」

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