Written By: トーノZERO
「あなたが落としたのは、ひょうきん者の太田ですか? それとも関西弁を喋る太田ですか?」
「私が落としたのは、職務に忠実で格好いいけれど、たまに森雪にいいところを見せようとしてコーヒーを誉めて自滅する太田です」
「まあ嬉しい。正直者のあなたには全ての太田さんを差し上げた上で、太田さんをもう一杯淹れましょうか?」
「いえ、もうけっこう」