2017年11月25日
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孤立商店街成立仮説

Written By: 川俣 晶連絡先

「駅の近くでも幹線道路沿いでもない場所に突然出現する孤立商店街。前から気になっていたが、実は何となく分かってきた」

「生成のメカニズムかい?」

「そうじゃない。実は孤立商店街どういうメカニズムで産まれるかの問題ではなかった。孤立していない商店街は滅びるというメカニズムの問題だったのではないか、と思い付いた」

「詳しく説明してくれ」

「江戸時代から明治初期まで、鉄道が全国に普及する前の商店街は、主要幹線道路沿いに成立していた思う」

「普通の想定だね」

「だが、その後でいくつかの出来事が起きた」

  • 鉄道が敷かれ都市の重心が移動した
  • かつての主要道路も、主要国道、主要都道府県道に指定された道路とされなかった道路に分かれた

「つまりなんだい?」

「実は、以下の2つの消滅パターンで商店街は消えてしまう」

  • 駅前の新興商店街に吸収される形で消えていく
  • 道路の拡幅で多くの店舗が立ち退きを余儀なくされ、商店街そのものが致命的に崩壊してしまう

「ふむふむ。それで商店街は消えてしまうわけだね」

「そうだ。しかし、逆に言えば上記の2条件に合致しない商店街は消えない」

「鉄道の近くではなく、主要国道、主要都道府県道にも指定されなかった道路沿いの商店街だね」

「孤立商店街とはそれではないか」

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