「ティムの名言といえば、混乱状態で頭が飛ばされて別の身体に入って『あれ、僕の身体じゃない』というところだろう」
「そこがいいの?」
「いいね」
「それは何を意味するんだい?」
「ティムには僕という自意識がある。自意識があるからリーダーがいて日替わりできる。しかし、身体に個性はない。汎用品なんだ。だから交換できる」
「僕の身体は意識できても、君の身体のパーツも使えるわけだね」
「だからね、ティムにとって僕が僕である理由は実際にはパーツにはない。パーツは便宜上与えられたツールに過ぎない。バックアップさえ取ればいくら壊れても構わない」
「まさに最強の戦闘部隊ということだね」