「全松本ワールドは1つの世界であり、最終的に結集してメタノイドと戦う……と言われている」
「それで?」
「松本版ヤマトも最終的にメタノイドと戦う仲間になるのだろう。新宇宙戦艦ヤマトもそういう感じの流れだったし」
「そこは予定調和的な善悪の最終戦争という感じだね」
「そう。それゆえに非常にスケール感が乏しくつまらない」
「松本版ヤマトないし、松本ワールドに期待を抱けない理由だね」
「以前はそうだった」
「というと、意見が変わったのかい?」
「そうだ。健全な物語構築を前提にするなら、予測可能な展開、予測可能な結末はフェイクだ」
「えー」
「実際、大ヤマト零号の場合、ガイラー総統は大ヤマト零号の敵には回らなかった」
「味方とも言えないけどね」
「結局、そう簡単に広げた風呂敷は畳まない。物語的に健全であればね」
「つまりなんだい?」
「最後の最後で何かの番狂わせはあるのではないか。そんな気がしてきた」
「もっと具体的に言うと?」
「地球ないし銀河を守るために結集したヒーロー達は無条件の守護者ではあり得ず、メタノイドも純粋悪ではなくなるのだろう」
オマケ §
「メタノイドはメタというぐらいだからメタな存在かもしれない」
「メタな存在なら善悪の上位存在かも知れないね」