2018年03月02日
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太田記念美術館・企画展「江戸の女装と男装」

Written By: 川俣 晶連絡先

「原宿には過去自転車で何回も行っていて、そこにある太田記念美術館が気にはなっていた」

「今日は自転車で行ったのかい?」

「いや。電車で」

「目的は?」

「いろいろあるが、ちょっと積極的に出歩こうかと思って」

「実際に見てどうだった?」

「感想は2つある。男のキャラを女に見立てる女体化は昔からあるということ。もう1つは、描き方が記号的で髪型や服装を知らないとそれが女装なのか男装なのか良く分からないということ」

「分からないのか!」

「けっこう分からないのが多かった」

「じゃあさ。オタクの女体化は肯定していいわけ?」

「肯定はできない」

「理由は?」

「それしかないからだ。軍艦も何もかも女の子に置き換える。それしか方法論がない。それはあまりに貧しい」

「昔からある……は免罪符にならないってことだね」