2018年06月02日
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ミスリードの憂鬱・「何もせんほうがええ」にまつわる憂鬱

Written By: カワマタアキラ連絡先

「君が好きではないものについて、君はどうするのが最善だと思う?」

「何もせんほうがええ」

「えー」

「君たちが何を好きであろうと何を嫌いであろうとそれは構わない。あくまで好き嫌いは理屈ではないからだ。その人それぞれに好き嫌いがあって良い。ただ単に他人の好き嫌いに過剰に首を突っ込むべきではない……ということだけだ」

「君も首を突っ込まれたくないわけだね」

「ヤマト2202が大好きな君はヤマト2202に否定的な文言を聞きたくないだろうが、逆もまた真なり」

「それが結論?」

「いや。ここからが始まり」

「じゃあ何が言いたいんだよ」

「【何もせんほうがええ】といえば日本沈没だがね。最近さ。昔のSFや特撮のネタって、元ネタ抜きで受容されることが多いじゃないか?」

「たとえばどういうこと?」

「【科学者にとって一番大切はものはカンだ】がナディアネタと思われたり、世界の中心で愛を叫んだ獣がエヴァンゲリオンネタと思われたり、けっこうミスリードを誘う」

「なんてこった。好きでも無いものが好きと思われかねないね」

「確かに、そこは腋が甘いのかも知れないと思うよ」

「でもさ。君が古いSF小説や古い特撮の上で成長したのは事実じゃないか。それを表明して何か悪いことがあるのかい」

「無いよ。……というか、はっきり言ってそのあたりは迷惑な世界とも言える」

「具体的に君の身に降りかかった迷惑行為の事例があるかい?」

「そうだな。たとえばこのあたり」

  • エヴァとか好きなんでしょ?的に扱われた回数は数え切れない (エヴァが好きだったことは一度もない)
  • ギャレス・エドワーズ版ゴジラにがっかりしてシン・ゴジラが好きと勘違いされたことがある。(実際は逆。ギャレス・エドワーズ版ゴジラは評価したが、シン・ゴジラにはがっかりした)
  • トップをねらえが好きと思われた (昔はあれを面白いと思ったこともあったが……)
  • スタジオぬえに思い入れがあると思われた (そこまで好きだったわけでもない)
  • ヤマト2202を楽しく見るためのネタバレ防止としてヤマクル会報誌を開封しないと思われた

「いろいろめんどくさいね」

「ああ。世界はめんどくさい。あからさまに、何かの明示的な表明は【理解可能な形に変形してから受容される】ケースが意外と多いようだ」

「正直な表明に意味は無いわけだね」

「無いらしいぞ」

「それは誤解ですとはっきり言ったらどうなんだ?」

「それは相手を無能とののしるのに近く、人によって烈火のごとく怒るし、人間関係的に良いことは無い」

「じゃあどうするんだよ」

「何もせんほうがええ」

「それがオチかい」

「結局、【何もせんほうがええ】は検索すると日本沈没ということでいいようだ。少しホッとした」

「エヴァとか出てきて欲しくないわけだね」

オマケ §

「膨大な数の文字数を使って表明してきたことの数々を読めば、明らかにヤマト2202が自分の趣味と180度逆行していることが分かるハズ。あれを好きになれと言っても常識的に無理。でも、そこが読み取れていない人で世界は一杯さ」

「なぜそうなる」

「結局、義務教育で文章を読む力を養ってもらっていないからね。そもそも人の能力は関係ない。どんなに優秀でも訓練していないことはできない。要するに教育の敗北さ」

「教育の敗北とはスケールが大きい話だね。でも、教育が敗北したという明確な証拠はどこかにあるかい?」

「今の日本を見れば分かる」

「ぎゃふん」

宇宙戦艦ヤマト

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