「ははは。最高じゃないか」
「どこが良かった?」
「非常に複雑なエヴァンジェリンの心情が上手く描かれている。エヴァはナギが好きだが、ネギにも思い入れがある。そこでナギを救うというネギを否定できないが、かといってナギのような不幸の再来は望んでいない。非常にねじれた心情がある」
「他には?」
「自分のことを悪い魔法使いだというエヴァンジェリン最高」
「なるほど」
「あと、メガロメセンブリア艦隊の描写は文句がない。非常に良い感じでそれっぽく描かれている」
「そこが気になるの?」
「まあ、そうだな。最近もセンスのない学芸会レベルのアニメ、宇宙戦艦ナントカの大艦隊の描写を見せられたばかりだからな。本当ならああいう描写は見たくない」
「見なければいいじゃん。そして、UQ Holderだけ読んでいれば君は満足だろう」
「そうできればいいな」
「あのクラスメイト達の代理として、あの愛すべきバカ者どもの一人として、問わずにはいられない。おまえは一体……」
「分かった。その台詞をこの文脈で言わずにはいられないのだね?」
「てへ」