Written By: 遠野秋彦
僕はアンドロイド。人型ロボットだ。今日も人間の代理で元気に働いている。
しかし、最近気になる商品がある。
電気執事だ。
雑用を全て処理してくれる電動メカだ。
こいつがあれば、仕事に専念できる。
僕は電気執事が欲しくなった。
しかし、金はない。
僕は全能の羊に相談した。
「いちばん安上がりに電気執事を手に入れる方法を教えて下さい」
「アンドロイドの身体に執事ソフトをインストールしなさい」
僕は、アンドロイドから電気執事に進化した。
(遠野秋彦・作 ©2019 TOHNO, Akihiko)