都立図書館にある「京王・玉南鉄道沿線案内」に記載された【東京取引所グラウンド】の正体は何かという問題が決着しました。
誤った解釈 §
吉田園のすぐ隣に描いてあるからきっと東電グラウンド(おおぞら公園)の前身
正しいと思われる解釈 §
松澤駅から道路が接続しているように描かれているので、松澤駅つまり八幡山付近。
【杉並の地図を読む】図録の昭和5年の高井戸町全図1/6000によると、高井戸東小附近の位置が【株式取引所運動場】
昭和14年1/10000によると高井戸東小附近の位置が【東株運動場】
【東京取引所グラウンド】=【株式取引所運動場】=【東株運動場】と思われるので、おそらく現在の高井戸東小附近が戦前は【東京取引所グラウンド】だったと思われる。
範囲は高井戸東小と、隣の都営高井戸アパートの範囲の一部等を含むものと思われる
東京取引所グラウンドから高井戸東小になる過程では住宅地や農地だったと思われる (【杉並の地図を読む】図録の昭和33年の地図による)
補足 §
江渡狄嶺の三蔦苑に極めて近い場所である
郵政グラウンドではない。戦前の郵政グラウンドは農地である。昭和33年の地図でも農地である