2019年10月30日
川俣晶の縁側一般執筆情報 total 1244 count

【改題】【内容更新】 大正のスポーツ万能の男勝り【御子柴初子】・実在した【はいからさん】が通る・水泳、陸上、女優、女将、水着表紙、結婚、離婚、男女差別を全て経験した少女

Written By: 川俣 晶連絡先

表紙 大正のスポーツ万能の男勝り【御子柴初子】・実在した【はいからさん】が通る・水泳、陸上、女優、女将、水着表紙、結婚、離婚、男女差別を全て経験した少女

「改題と内容の更新を行ったよ」

「どんな改題だい?」

大正のスポーツ万能の男勝り【御子柴初子】・実在した【はいからさん】が通る: 水泳選手、陸上選手、映画女優、割烹女将、アサヒグラフの水着表紙を経験した少女

 ↓

大正のスポーツ万能の男勝り【御子柴初子】・実在した【はいからさん】が通る・水泳、陸上、女優、女将、水着表紙、結婚、離婚、男女差別を全て経験した少女

「なぜ改題したんだい?」

「本来、御子柴初子の業績を称える本という企画であったが、実は書いているうちに男女差別という問題が繰り返し浮上してきてな。副テーマは大正昭和の男女差別という感じになってきた。そこで、タイトルに男女差別の文字を入れたいと思った」

「なぜ君が男女差別を気にするんだい? 君は男だから女への差別は気にしないだろう?」

「実は気になったのだ」

「それはどうして?」

「差別の質が自分が受けた理系差別やWindows差別と似ていてね」

「理系差別って何?」

「理系には人間が分からない、と決めつけられて相手にされないとか」

「Windows差別って何?」

「まともな判断力があればMacintoshを選んでいるはずだ、として馬鹿扱いされる」

「君は判断力がないからWindowsを選んだの?」

「いいや、ただの会社の命令でやっただけで自分では選んでいない」

「判断力関係ないじゃん」

「だからそこは差別なんだよ。何の筋も通っていない。差別とはそういうものだ」

「分かった。君は差別という部分で後に引けなくなったんだね」

「ただ積極的に差別をあおり立てようとはしていない。でも、調べれば調べるほど出てくるんだよ。【これ、差別的じゃないか?】という事例が」

「話を変えよう。今回の版で追加された主なものは何?」

「うん。三越の広告に出ている御子柴初子のページそのものを発見できた。それから、陸上での御子柴初子の成果もかなり分かってきた。女子陸上の第1号になった十人一人らしい。あと、御子柴初子の生家の割烹【いろは】の詳細もかなり分かってきた。【いろは】が牛鳥の店で、どうも【牛丼の戦前史】などとも絡みが出てきそうな気配になってきた。【牛丼の戦前史 前編】を読んでおいて良かった。実は同じ店ではないと思われるが【いろは】というう店の名前が1回出てくる」

「御子柴初子を調べて戦前の肉食史にも接続してしまったのだね」

「そう。男女差別にも話がつながった。食の歴史にも話がつながった。映画の歴史にも話がつながった。いろいろな方向にどんどん話が延びる。大正昭和の偉人だよ」