「無理をして劇場に行って見てきた」
「どうだった?」
「凄い、夢が膨らんだ」
「どこが良かった?」
「2号ライダーの桃源郷」
「えー」
「これまでのライダー映画の問題は、【時間が経過するとすぐに2号ライダーの出番が極端に減る】【1号ライダーの顔出しもなくなる】ということだったが、この問題がどちらも解決できた。素晴らしい。ゲイツは2号ライダーの救世主だ」
「そんなに良かった?」
「ゲイツは最終的に全2号ライダーの力を受け継ぐ最強2号ライダーとなる。しかも、ウォズではなく、最もトリッキーな2号ライダーであるディエンドから力を与えられる」
「なるほど」
「いやー、本当にゲイツの主治医がバースだったり、就職の相談を持ちかける警察の人がアクセルだったり、何でもありの楽しい2号ライダーワールドであった」
「劇場はどうだった?」
「ガラガラ。バルト9は土日に休館したので今日が事実上の初日なんだが、それでも客が6人ぐらいだった。平日でその日の2回目の上映であることを考えてもこれは少ない」
「えー」
「まあ快適に見られたと言えばその通りだけどね」
「他に何かある?」
「どう考えてもこれは続きがある終わり方でしょう」