2020年10月27日
川俣晶の縁側ソフトウェアC# コーディング How To total 767 count

【入門級】キーが押されたら止まるプログラム

Written By: 川俣 晶連絡先

リアルタイムキースキャンの甘い罠 §

 Consoleクラスの通常の入力メソッドは、通常一度呼び出すと入力があるまで帰ってきません。

 しかし、何かの処理を継続しながら【キーが押されたら中断する】という処理を挿入するならそれは困ります。

 これに対応するには、Console.KeyAvailable プロパティを使います。

 これを参照すると入力済みのキーがあるかを調べることができます。

 もし入力があれば、少なくとも1キーは確実に即座に取得できます。

罠の数々 §

  • Console.ReadKey メソッドはキーを1つ読み込むが、文字を読み込めるとは限らない。押されたキーはファンクションキーなどの【文字に対応していないキー】かもしれないからだ。
  • だから、Console.ReadKey メソッドで返されるのはcharではなくConsoleKeyInfo 構造体である
  • ConsoleKeyInfo 構造体からは文字を取り出すことができるが、必ず取り出せるとは限らない
  • キー1種類ごとに割り当てられた仮想キーコードは確実に取り出せる。全てのキーに番号の割り当てがあるからだ。
  • 仮想キーコードに大文字小文字の区別はない。キーは同じだからだ。だから、小文字のdを打っても取得される仮想キーコードはDに対応したものになる (実行結果参照)

参考リンク §

Console.KeyAvailable プロパティ

Console.ReadKey メソッド

 上記のリンクから辿って、ConsoleKeyInfo 構造体の内容を確認しておこう。また、Console.ReadKey メソッドは引数によって入力されたキーを表示する/しないと選択できる。どの引数で制御するか確認しておこう。

リポジトリ §

https://github.com/autumn009/cshowto

RealtimeKeyscan §

using System;

class Program

{

    static void Main()

    {

        for (int i = 0; ; i++)

        {

            Console.Write($"{i},");

            if (Console.KeyAvailable)

            {

                var key = Console.ReadKey(true);

                Console.WriteLine();

                Console.WriteLine($"何かのキーが押されました。押されたキーは{key.Key}です。プログラムを中断します。");

                break;

            }

        }

    }

}

実行結果(Dキー(通常は小文字のdが入る)を押して止めた結果)

……1830,1831,1832,1833,1834,1835,1836,1837,1838,1839,1840,1841,1842,1843,1844,1845,1846,1847,1848,1849,1850,1851,1852,1853,1854,1855,1856,1857,1858,1859,1860,

何かのキーが押されました。押されたキーはDです。プログラムを中断します。

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