2021年08月09日
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UQ HOLDER連載第186回感想【ネタバレ注意】

Written By: 川俣 晶連絡先

「連休だからかなり前に別マは発売していたようだ、気づかなかった」

「駄目じゃん」

「しかし読んだ」

「どうだった?」

「16進数の解析はマニアに任せるよ」

「えー」

「中味は面白かったぞ。話の展開が凄く意外で」

「源五郎の世界?」

「源五郎の世界は結末の1案として用意されていたような気もするのだが、別の結末を付けることにして設定が宙に浮いていたが、それを最終決戦を前にしたピンチの逆転の秘策として活用したような気もする。でも、この展開は非常に良かった」

「どう良かったんだ?」

「なぜなら、平凡な中学二年生が刀太の世界に行くことができ、しかも絶大な力で世界に介入できるという世界観が示されたからだ。これは中二の読者には凄くインパクトのある設定だろう」

「中二病患者?」

「中二の読者だ。まあ大差はないがな」

「他には?」

「ログの精査で反撃の糸口を掴むのはやはり頭脳派の作品だな、と思った」

「反射神経じゃないわけだね」

「源五郎と十蔵がメインで活躍するのもいいよね。イマイチ、日常描写での出番が少なかったので」

「なるほど。戦闘での出番が多かったからね」

「あと、明日菜が本気で襲ってくる展開も恐ろしいね。あれはインパクトが大きすぎる。他のクラスメート全員が洗脳されても明日菜だけは正気で残りそうな気がするからね」

オマケ §

「明日菜が金星の白なら、刀太の金星の白・火星の黒は、ライダー1号と2号から力と技を受け継いだ仮面ライダーV3みたいなものかな」

「刀太=仮面ライダーV3説」

「ついでに刀太は淘汰かもしれない。淘汰された結果残ったのが刀太」

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