2021年10月17日
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60/70年代鉄道模型コントローラーの歴史: 棒を立てるだけで往復運転できたOゲージからNゲージ誕生まで

Written By: 川俣 晶連絡先

表紙 60/70年代鉄道模型コントローラーの歴史: 棒を立てるだけで往復運転できたOゲージからNゲージ誕生まで

「また鉄道模型の新刊かい?」

「書いて出てくる話題もあるから連続で書いた。一応、鉄道模型三部作ということで、ここで一区切りになる予定だ。後は別にどうでもいいだろう」

「なるほど。それでこの本はなぜ書いたんだ?」

「トミーや関水金属のコントローラについていろいろ調べたのでね」

「なるほど」

「だが、Oゲージのコントローラの仕組みを、実際に使ったことがある人間が解説できるケースも減っているだろうと思って、コントローラーの歴史を書いたのだ」

「70年代までしか分からない男なのに?」

「実は、70年代にはほとんどの技術の萌芽が産まれていたことに気付いたよ」

「ビックリ! ではこの本の目玉はなんだい?」

「父が自分でスパイクした三線式Oゲージ線路の写真とか、方向切り替えスイッチや集電シューが付いたOゲージ車両の底面の写真とかじゃないかな」

「そりゃ、確かに今どき珍しいものだな」

「まあ、古い話だけなら、一般に流れてこないようなものがいろいろあるからな」

「新しいものは?」

「大したものは何もない」