火星の地底世界の古代王国【合本】
「火星の地底世界の古代王国シリーズ全9巻をまとめたお買い得の合本である。書き下ろし短編が付いてお得である」
「計画通り?」
「うん。最終的に合本にまとめることを考えてやっていた」
「他に何か言いたいことはある?」
「値段は1999円にしたいところをこらえて1199円にした。1999円でもバラで買う半額以下だが、1199円だと破格に安いぞ」
「この小説の見どころはどこ?」
「賭け将棋で食っている名もない将棋指しのラマが、最も古き王国アンシェの王様になり、中央大陸ケトス統一を達成するまでの話が書かれている」
「将棋マンのラマだね」
「そう。ちゃんと賭け将棋を挑まれるシーンがいくつかあるぞ」
「ところで、どうして将棋なんだ? 君が将棋好きという話は知らないぞ」
「それはね。昔、火星にチェス人間がいたからさ」
「だから、あえてチェスではなく将棋にしたのか」
「イーネマス式の将棋だから、日本の将棋とは違うけどね」
「知性派の主人公なんだね?」
「でも肉体のパワーも半端ない。普段は奥の手として隠してあるけどね。敵を暴くまでは知性派。そのあとはパワー派となってバッタバッタとなぎ倒すのだ」