2022年02月04日
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火星の地底世界の古代王国【合本】

Written By: 遠野秋彦連絡先

表紙 火星の地底世界の古代王国【合本】

「火星の地底世界の古代王国シリーズ全9巻をまとめたお買い得の合本である。書き下ろし短編が付いてお得である」

「計画通り?」

「うん。最終的に合本にまとめることを考えてやっていた」

「他に何か言いたいことはある?」

「値段は1999円にしたいところをこらえて1199円にした。1999円でもバラで買う半額以下だが、1199円だと破格に安いぞ」

「この小説の見どころはどこ?」

「賭け将棋で食っている名もない将棋指しのラマが、最も古き王国アンシェの王様になり、中央大陸ケトス統一を達成するまでの話が書かれている」

「将棋マンのラマだね」

「そう。ちゃんと賭け将棋を挑まれるシーンがいくつかあるぞ」

「ところで、どうして将棋なんだ? 君が将棋好きという話は知らないぞ」

「それはね。昔、火星にチェス人間がいたからさ」

「だから、あえてチェスではなく将棋にしたのか」

「イーネマス式の将棋だから、日本の将棋とは違うけどね」

「知性派の主人公なんだね?」

「でも肉体のパワーも半端ない。普段は奥の手として隠してあるけどね。敵を暴くまでは知性派。そのあとはパワー派となってバッタバッタとなぎ倒すのだ」