パソコンソフト=クライシス1980: ソフトハウスになったショップ・なれなかったショップ【▲→川俣晶の縁側→技術関連執筆情報】

「なんでこれを書いたんだい?」

「1980年前後、パソコンショップがソフトハウスに進化した事例はとても多い」

「代表例がハドソンだね」

「しかし、なろうとしてなれなかった事例もまた多い。身を持ってなれなかった事例を複数経験しているおいらとしては、むしろなれなかった事例の体験談を書きたかった」

「なれた事例は放っておいても誰かが書くってことだね」

「失敗の事例なんか普通は関係者が書かないからね」

「ではなぜ君は書いたんだ?」

「汚い話も書き残さないと、全部なかったことにされて綺麗な歴史に塗りつぶされてしまうからね」

「最近の傾向?」

「昔からそうだよ」

「だけど、ソフトハウスになれなかったショップって存在するの?」

「一杯あるぞ。古いパソコン雑誌を引っ張り出すと、誰でも名前を知らないような会社がゲームやビジネスソフトを売っていたことが記録されているぞ」

「ひぇ～」