感想・映画「不沈母艦サラトガ(BATTLE STATIONS)」

「1970年代の新聞のテレビ番組欄で【不沈母艦サラトガ】という映画を放送しているのを発見したが、ちょっと調べたら沼だった」

「どこが沼なの?」

「まず、今の日本では正攻法で見る方法が存在しない。DVDもない。配信もないみたい」

「それで?」

「原題は"BATTLE STATIONS"なので、これで調べるとYouTubeには全編があった。でも英語だ」

「ふむふむ」

「しかし、字幕をオンにして自動翻訳を日本語にセットすると大意ぐらいは分かる」

「それで見たんだね?」

「ところが、どうも妙な気がして調べたらサラトガじゃなかった」

「えー」

「日本語情報だとサラトガと書いているサイトが引っかかるしタイトルもサラトガだが、英語情報だとエセックス級と書いてある」

「なんじゃそりゃ」

「全く意味が分からない。まあ、ともかく全編エセックス級見放題の空母映画だ。まあ、どこまで本物を使っているかは分からないが、外観は本物だろう」

「1956年ならまだエセックス級は残っていて、かつ撮影に使えたのだろうと言うことだね」

「それに朝鮮戦争が終わった後なので、撮影に貸せる余裕もあったのだろうと思うよ」

「そもそも映画として面白かった?」

「それはどうかなあ。まあ、生々しくはあるよ。ペットの犬を連れ込む兵士がいたり」