2002年06月02日
トーノZERO模型デジQトレイン total 4557 count

鉄道玩具というには渋すぎ、鉄道模型と言うにはあまりに構造がプラレール並み。じゃあこれって何?

Written By: トーノZERO連絡先

 衝動買いって奴ですね。デジQトレイン買ってしまいました。

 500系新幹線の基本セットと、DF50の編成と、EF65の編成です。

 カタログ的な情報は公式サイトに任せるとして。

 個人的なファーストインプレッションを書きます。

お店での状況

 新宿ヨドバシには目立つ場所に山ほど積んでありました。小レイアウトも展示してあって、販売側も力が入っているようです。しかし、基本セットと車両は潤沢にありましたが、オプションの線路が、基本セットに入っているのと同じカーブを除き、売り切れていました。おそらく、相当売れているものの、最初の準備が良くて品切れを回避している状況ではないかと思います。しかし、オプションの線路に関しては需要を見誤ったのでしょう。

線路

 線路の動作原理は、要するにプラレールです。両サイドに壁のある溝を、のっぺりした車輪が通るという原理です。しかし、枕木やバラストがモールドされている分だけプラレールよりリアルです。しかし、茶色の成形色で色も付いてないのは、ちょっと安っぽいですね。車輪が通る部分だけ銀の塗料を塗ろうかと思いましたが、何せ車輪の通り道ですから、剥げそうなのでやめました。

赤外線通信

 おおむね良好に通信できました。この点で、特に問題は感じられませんでした。

充電

 充電は分かりにくいです。かちっとはめれば良いのですが、その感覚が分かりにくいと思います。それに充電が終わるまで走行できないのは、遊びとしてちょっと辛いかもしれません。

デザイン

 世の中にはショーティー向きのデザインと、そうでないデザインがあると思います。明らかに、500系新幹線は、ショーティーに向きません。なにせ、先端の傾斜が浅いから、ショーティーにすると車体のかなりの部分が先端形状の再現に使われてしまいます。あと、パンタが2丁あるEF65も、パンタ間隔が異様に短い印象を受けて不自然です。24系25型も車両両端のクーラーで同じ印象を受けます。一方、DF50とスハ43系はそういう問題が無く、かなり違和感なく見ることができました。

ギア比

 500系新幹線のみ、ギア比が小さいようです。そのため、500系新幹線はスピードが出ますが、低速安定運転に向かず、また、カーブではトルク不足で速度が落ちます。DF50あたりだと、まったく問題ありません。

 ちなみに、ウォームギアが入ってました。

面積

 エンドレスを組んでみて小さな面積で済んでいるのはさすが。これは、大きなアドバンテージでしょう。

コスト

 安い。1編成4両で、2500円切っちゃってました。この安さだけで、Nゲージのライトユーザーを食ってしまえる可能性があるかもしれません。

連結器

 アーノルドカプラーのちょっと形が違うものが付いていました。先頭車と後尾車は片側のみ装備です。つまり、EF65やDF50を重連にはできません。ちなみにコントローラー的には重連可能です。つまり動力車に同じIDを割り当てれば同じ動作をさせられるわけです。

総論

 というわけで、なかなか面白い代物です。お勧めは、DF50です。おそらく知らない人が多いであろうDF50なんて製品化してどうするのかと思いましたが、こうして見ると、逆にDF50が存在するおかげで救われている面が多分にあると思います。デジQトレインを試すなら、500系新幹線ではなく、DF50で評価すべきでしょう。


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