今日のSEED。
まず、始まりの構成の上手さは凄いですね。大気圏突入でどうなっちゃうの?というハラハラから、うなされながら寝ているキラに行って、そこから過去に戻って経緯が分かるというスリリングな構成でした。構成力の確かさの証明ですね。
そして、大気圏に突っ込むシーンのど迫力。激しい振動。
この状況で、ストライクと離れるわけには行かず、ザフトの勢力圏に降りたアークエンジェル。シャアに上手くはめられて降下地点が変わってしまうのよりも、ずっと説得力があって、しかもキラにとっては悲痛な展開ですね。
大気圏突入だからと言って、変な袋は使わないストライクも良いですね。ちゃんと、着艦して切り抜けるのも良いです。
降りてからも大変ですね。人間のことなのに、性能がぜんぜん違うと説明する医者。
一方の敵側も、アスランの悲しみの描写がなかなか胸を打ちます。
細かいことですが、敵艦内でドアから出るときに、ドアの上辺を掴む描写が良かったですね。無重力ならどこを掴んでもいいわけです。
給料上がるのは嬉しいけど、いつ使えるの、と愚痴るエースパイロットは、プロの軍人で、しかも大人ですね。こういう台詞が聞けるのは嬉しいです。
やっぱり違うのね、身体の出来が、という台詞でまた強調されるコーディネーターとナチュラルの差。この作品は、ある意味、差別と向き合い続ける物語なのかもしれません。
フレイも相変わらず危険な道をまっしぐら。パパが決めたことだけど、もうパパはいないと言い切ってボーイフレンドをふってしまうフレイ。そして、死んだ女の子の残した折り紙を見て激しく泣くキラを見て微笑むフレイ。怖いですね。
些細なことですが、何やってんだ、と通路で声を掛けられる男の子と女の子の短い僅かなシーンがとても良かったですね。とても艦内の生活感が感じられました。これが挿入できるというのは、とても凄いことだと思います。
そして、今回は見終わって泣けました。なぜか分かりませんが、泣けました。
と～のは、ふられてしまったフレイの眼鏡の元彼氏を応援しています。
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