今回のSEED。
うわ、ここまでやるのか!という良い意味での驚きがありますね。
ここまで来て、まだ、そんな感想を持たせてくれるのは凄いことです。
今回のポイント。
さあ、戦争をしにいくぞ、という敵の指揮官。魅力的なキャラクターですね。こういう、大人のプロの敵はある意味アニメでは希有な存在かもしれません。
格納庫内でカバーの掛かった艦載機。格納庫内のリアリティの描写ですね。こういう細かい気配りが心地よいです。
飲み物を取り落とす乗組員。無重力気分の効果的な演出ですね。宇宙から降りてきたばかりの艦らしさの描写になっています。
本艦、レーザー照射されています、という報告。一発撃たれてから「敵だ!」とドタバタする間抜けな展開が多いアニメの世界ですが、そういう堕落に陥っていないのが良いところです。できる限りの方法で敵の攻撃を察知しようとするのが当然の成り行きですから、それをやっている描写があるのは良心的ですね。
ベッドで一緒のフレイとキラ。こんな描写を、間接的とはいえ、午後6時にやっていいのでしょうか?(笑い) フレイの微笑みが怖いですね。それにはまっているキラの未来はどっちでしょう?
出撃しようと焦りまくるキラ。それが気に入らないが、出撃させるしかない艦長。思惑や思想信条よりも、状況が行動を縛っていますね。
砂に足がずぶずぶ入り込んで身動きできないストライク。この重さ! ある意味、当然の成り行きです。こんな重いものが、こんな小さな接地面積でちゃんと動ける訳がありません。
敵の方は、面白いデザインの敵戦闘ヘリ。そして、翼のある四つ足戦闘メカ。でも、動物というよりも、ちゃんと兵器らしいデザインでまとまっているのがグッドです。4つ足なら接地面積が大きくなるので、人型よりも砂漠で有利なのでしょう。それに宙に浮かんでもいるようですし。
味方に撃たれるストライク。追いつめられているとはいえ、悲惨な状況です。ますますキラを追いつめますね。
しょせん人型、この砂漠でバクーには勝てない、とつぶやく敵の指揮官。人型よりも四つ足が有利ということですね。それが世界観の中に組み込まれた価値観なのでしょう。
砂漠に合わせて摩擦係数や砂の粒状性を考えてストライクを設定変更するキラ。このあたりになると、化け物なのかヒーローなのか紙一重の世界ですね。それによって、いきなり動きが良くなるストライク。蹴り飛ばし、踏みつけ、敵パイロットごと射撃で吹き飛ばすキラ。
更に、飛んでくるミサイルを空中で迎撃するストライク。
そして、ビームではなく実体弾を打ち出す敵艦。敵モビルスーツを殴って飛来する砲弾と激突させるストライク。その上、ビーム砲で砲弾を打ち落としてしまうキラ。まさに常識外れの化け物じみた戦闘力ですね。
しかし、それだけ酷使すればストライクのパワーがダウンし掛かります。
大ピンチ!
そこに颯爽と現れる援軍のレジスタンス。モビルスーツの性能ではなく、トラップに追い込むという形で勝利するのが良いですね。
と～のは、そこにいないフレイに向かって語りかけ続ける元婚約者を応援しています。
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