今回のSEED。
キラを坊主と呼ぶことを注意するバジルール中尉。確かにキラの方が階級は上なんでしょうが、軍人になりたての子供でも階級は階級というのが軍隊らしいですね。
キラの個室でボロボロな表情でいるフレイ。
酒が飲める女艦長と、むせるバジルール少尉。死者を送る儀式で一人敬礼するバジルール少尉。バジルール少尉は可愛いところがありますね。とても魅力的なキャラクターになって来たと思います。
アークエンジェルに乗せろと説得するカガリ。エースパイロットがカガリに話しているとき、手前で荷物を運んでいるレジスタンスの兄ちゃんが、ギロッと睨むさりげない演出が素敵です。そして、「あの子、本当は何者なの?」と意味ありげに言うエースパイロット。実に意味ありげなキャラクターですね。
海が初めての宇宙育ちに「怪獣がいるかもよ」と脅して遊ぶ若者達。
座席の隙間から、下の座席から会話を聞いているオペレータが見える凝った構図。
艦外に出るキラのシーン、艦の描写が凄く良いですね。人間の大きさが分かるように描いてあるところが良いですね。
いきなりキラを抱き留めて「よしよし、大丈夫。大丈夫だから」というカガリ。カガリは分かっているわけですね。そのあと、かえって赤くなって恥ずかしがるカガリ。カガリも良いキャラクターですね。
コーディネーターだからと言って、赤ん坊の頃から何でもできたわけではない。そんな当たり前のことですら、声に出して確認し合わなければならない現実。
カガリがキラと一緒だと気付くと、わざわざ服を脱いで近づくフレイ。お色気で強制的にキラを身近に置こうとするフレイの態度が痛いですね。
ちゃんと攪乱されているレーダーの描写。
潜水艦の筒の中に収納されている水中専用MS?
第2戦闘配備を下命してから、事態の深刻さを把握後に第1戦闘配備を下命する艦長。第1や第2が、単なる雰囲気ではなく、意味のある命令になっていますね。これは立派です。
「スカイグラスパー、フラガ機。進路クリア、発進どうぞ」「よっしゃ、出るぞ」この台詞のやりとりが、凄く良いですよ。とても良いです。ちゃんと生きた台詞です。言葉に出される内容と、それを言う生身の人間の感情が出ています。
ちゃんと水中用兵器らしい形をした水中用MS。
魚雷攻撃を受けて、「推力最大、離水」という命令を下す女艦長。こういう魚雷の避け方もあるわけですね。面舵あるいは取り舵ではないところがよく考えられています。
わざわざバズーカに持ち替えて水中に入るストライク。ビーム兵器を水中で使わないのは、正しいこだわりですね。水中でバズーカが使えるかどうかは分かりませんが。ザクの装甲を溶かすほどの高熱を発するビームライフルやビームサーベルを水中に持ち込んだから、即座に周囲の水は水蒸気に変わって、下手すれば水蒸気爆発ですよ。そういう状況をきちんと避けているのが、非常に良いこだわりですね。
ナイフを突き立てられてから、水圧で潰れてから爆発する敵水中MS。
撃墜された空中の敵機が持っていた武器が水中に落ちてきたのを捕まえて使うという凝ったアイデア豊かなシナリオ。
そのあと、水中の破片に虎を見るキラの苦悩という心理的なドラマも忘れてはいません。
と～のは、大胆なのか恥ずかしがり屋なのか分からないカガリちゃんを応援しています。
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