2003年06月21日
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葛飾区郷土と天文の博物館

Written By: 川俣 晶連絡先

 今日は、葛飾区郷土と天文の博物館に行ってきました。

 東京23区の郷土資料館巡りもいよいよ大詰め。これを含めてあと3つ。とはいえ、おそらく、これらの施設の中でも、ここは特に異色の存在かも知れません。というのは、郷土と「天文」ということで、歴史方面だけでなく、天文方面の施設を含みます。特に、外から見てもすぐ分かるプラネタリウムのドームは独特と言えます。

 と言うわけで、ここに行くときはプラネタリウムも見ようと思っていたのですが、プラネタリウムには上映時間というものがあります。適当にふらっと行っても見られません。

 (実際には、北区飛鳥山博物館などにも、決まった時間に行われるカラクリ劇場などもあったわけで、プラネタリウムだけ例外というわけではありませんが……)

 そこで、今日は、時間を調べた上で、ここに出向きました。

 とはいえ、その時間に上映されていたのは、子供向けのもので、題材はたなばた。ところが、実際に見てみると、子供向きと馬鹿にできませんでした。織姫と彦星が結婚すると仕事もせずに毎日楽しく暮らしている、というドラマも投影されていましたが、これがなかなか面白い。というよりも、大人になって、やっとその気持ちが分かるようになったという感じでしょうか。

 施設の方も、昔のプラネタリウムのイメージとはだいぶ違う感じでした。機械は2つの球形がつながった形ではないし、客席も360度全周囲が見られる形ではなく、映画館のように傾斜の付いた土台の上に、同じ方向を向いた座席が並んでいるものでした。

 プラネタリウムの他にも、フーコー振り子もあったり、見所がいろいろ。

 中でも最も凄いと思ったのは、太陽望遠鏡です。これの映像が、展示室にリアルタイムに表示されています。黒点がばっちり見える映像が、リアルタイムに見られるというのは、なかなか魅力的です。これは、もしかしたら、プラネタリウムより凄いかも?

 さて、本題は歴史の展示ですが、これもだいぶ他施設と印象が違った感じでした。歴史順に並んでおらず、ちょっと雑然とした感じを受けました。しかし、内容はプラネタリウムのオマケという枠には収まらないゴージャスさがありますね。昔の工場を再現した建物は、モーターから回転を伝達する仕組みが見られるし。民家の方は、モノクロテレビに映像が映っていました。何をやっているのかと見ると、てなもんや三度笠でした。こういう、モノクロ時代の番組が映っているモノクロテレビが置かれた再現家屋というのも、なかなか凄いですね。しかも、脇には、ミゼットのオート3輪が置いてあるし。

 ちなみに、交通は山手線から西日暮里で京成に乗り換え、お花茶屋駅から徒歩でした。特に面白いことはないです。ただ、途中で200円ラーメンの店を見かけたのが、ちょっと面白かったでしょうか。とはいえ、暑い日に冷房もない店でラーメンを食べる気が起きなかったので、入りませんでしたが。

葛飾区郷土と天文の博物館 https://www.city.katsushika.tokyo.jp/museum/

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