最近のパソコンの購入に関する主な悩みは、期待するスペックのノートPCがラインナップされないことでした。技術的に可能であることは分かっていても、ニーズが少ないのか、積極的に商品化して貰えません。
そのあたりの話題は、このあたりで書きました。
1スピンドルのノートPCへの熱い期待
https://mag.autumn.org/content.aspx?id=20030624095640
そんな状況では、とても革新的なPCのことを考える余裕もなく、そんなものが出てくるとは思ってもいませんでした。もうPCはかなりのところまで進化して、更なるブレークスルーの余地はあまり無いような気がしていました。
しかし、しかしですよ。
こんなものが、まだ可能であったとは!
超小型PCも投入?――NEC“ナンバー1”のための七つの隠し玉
https://www.zdnet.co.jp/news/0306/30/nj00_necpp.html
このページの掲載されている、マイクロPCに、大きなショックを受け、魅力を感じました。まず、格好が良いではありませんか。四角い液晶の付いたボディから飛び出す携帯電話型の操作部。そこを持って、片手でバシバシボタンを押せるわけです。しかも、Windows XPが快適に動作するPCフルスペックを持ちながら、手の平サイズで、重さは約500グラム。むしろ、この内容が約500グラムなら、ぜひとも持ち運びたいと思うぐらいです。これなら、常時持ち運べます。
その上、液晶の解像度は1280×800ピクセルという驚き。320ピクセルクラスのポケットPCあたりと比較すると、とんでもなく広いですね。
これは欲しいです。とても欲しいものです。
物欲がそそられます。
単なる小さいPCとは別種の魅力が感じられます。
まだ、こんな大胆なものを開発して提案できる力がNECにあったとは。
ようやく、PC-9801が成功しすぎた1980年代後半の負の資産の清算に成功して、本領を発揮し始めた、という感じなのでしょうか?
ともかく、このNECの大胆な熱気には期待しています。