知っている人は知っていますが知らない人は全然知らないことですが。私は、かつて、ビデオデッキのヘビーユーザーでした。買ったビデオデッキの数は10台を軽く超え、VHSもベータも8mm ビデオも持っていました。8mmビデオは、据え置き型もカメラ一体型も両方です。最も結局S-VHSのデッキは1台も買いませんでしたが、ED-BetaとHi8は購入しています。
それはさておき、ビデオデッキでガンガン録画予約を掛けていると痛感させられるもの。それは人間の予約ミスの多さです。いくら注意して繰り返しチェックしても、ミスするときはミスします。もう1点は、深夜番組の録画予約の難しさです。なぜ、深夜番組だけ難しいのか。それは、野球の放送延長によって放送時間がずれるからです。あらかじめずれる可能性があることが分かっていても、ぐっすり眠っている時間ですから、画面を見ながら手動で録画をスタートさせることはできません。かといって、野球をずっと見て、何分ずれたか調べるほどの手間を掛ける暇はありません。野球放送後にちらっとテレビを見て、ずれているかどうか調べるという方法は、放送延長は30分と決まっていた昔にはある程度有効な対策でしたが、最近はきめ細かく延長時間が変化するので、延長があったことは分かっても、それが何分かは分かりません。インターネットの時代、何分の延長があったのか示している放送局もありますが、全てではありません。結局、長めに予約を掛けてテープを無駄に使うぐらいしか確実な対策がないと言えます。とはいえ、5分の番組を録画するのに最大延長30分を見込むと35分録画することになって、ちょっと嫌になります。
こういう問題に解決策を示したかも知れない1つの記事を見つけました。
“超多君”のためのホームサーバって?
https://www.zdnet.co.jp/broadband/0307/15/lp16.html
これには、以下のように書かれています。
もう1つの便利な機能が「中継延長ピッタリ録画機能」。その名の通り、野球中継などで放送時間が延長されたとき、JCCサイトで随時アップデートされる放送時間情報をiBOXサーバが自動的に参照し、録画時間をピッタリに合わせてくれる。野球中継の延長によって録画に失敗したことのある人には朗報だろう。
これは、本当に実現されるのなら、非常に有り難い機能と言えます。
しかし、このような情報は、本当なら放送局が責任を持って出して、それを元に録画デバイスが録画時刻を自動的に補正すべきものです。それを、やる気のある私企業が、自社製品のために提供するというのは、本当ならおかしいことでしょうね。逆に、このような問題に対処するためにメーカー側が自ら積極的に乗り出したことは、賞賛されるべきことだと思います。
それから、1つの余談ですが。「TV録画機能では、2つのTVチューナーと2つのMPEG-2エンコーダを搭載したことにより、裏番組も録画可能になった。」という部分もポイントが高いですね。最近、放送時間をX時0分にせず、数分早めることが行われる場合がありますが、これでわずかに録画したい番組の放送時間が重なる場合があります。また、放送延長の時間ずれで、本来重ならないはずの番組が重複する場合もあります。
この記事で述べられた機器を買う予定はありませんが、なかなか面白い内容だと思いましたので、書いておきます。