さて、今日はどこに行こうかと板橋区立郷土資料館のサイトを見ると、「第6回板橋区伝統工芸展」は今日からということなので、行ってみることにしました。
ここは、最寄り駅が都営地下鉄三田線の終点西高島平となります。高校時代の一年間は志村三丁目まで通っていて、その先まで一度行ってみたいと思っていましたが、高校時代にはその機会がありませんでした。その機会が、今、訪れたことになります。
高校時代は、新宿から山手線で巣鴨まで行って、そこから三田線に乗るという経路で行こうと思ったのですが、馬鹿な駅員がこっちの方が安いですよ、と都営新宿線で神保町まで行って、そこで三田線に乗り換える経路を勧めたおかげで、その経路の定期を買ってしまいました。しかし、それは確かに少し安いけれど、所要時間が大きく掛かるという問題経路でした。今日はあるべき経路として、巣鴨乗り換えで行きました。三田線もすっかり様変わりしてしまいましたね。ホームには柵が出来て、電車のドアと連動して開くようになってしまいました。
さて、西高島平ですが。駅前に商店街もなく、そのかわりに複雑に立体交差する道路と歩道橋があるという不思議な場所でした。そこから延々と歩いて、釣り人が多数釣り糸を垂れる公園の隣に、板橋区立郷土資料館がありました。
1階が常設展示。地域の模型とビデオが連動した説明展示が凝っていると思いました。
2階が特設展の会場で、「第6回板橋区伝統工芸展」をやっていました。鎧、兜、刀などが展示されていました。特に、刀の柄、手に持つ部分がいろいろな種類を並べて多数展示してありました。良く分からないので、軽く流してみてしまいましたが、知識があれば面白かったのでしょうね。
それから屋外には移築した古民家もありました。何か特別なイベントもあったようですが、よく確認しませんでした。
というわけで、これで東京23区の歴史資料館巡りはコンプリートです。
帰りは、西高島平駅の出口からすぐの場所にある中華料理屋(他には隣のトンカツ屋ぐらいしか食べ物屋が見あたらなかった……)で角煮チャーシュー麺を食べて再び電車に乗りました。
そのあと、ふと高校時代の1年間に毎日降りていた志村三丁目で降りてみたくなりました。しかし、いざ降りてみると、さっぱり分かりません。見覚えが全く無い町並み。地図を見てみると、どうも駅の出口の場所が変わっているとしか思えません。それから、地図を見ながら歩き始めると、まったく雰囲気が変わっています。すぐに大きな道に突き当たったのですが、地図を見るとこれは環八でした。こんな道、あの当時ありましたっけ?
しかし、駅から離れると、急に見覚えのある漠然とした雰囲気に戻っていきました。町工場がいくつもあって、臭い匂いも感じられる雰囲気ですね。高校の頃は、異様な異臭が教室に流れ込んできて、授業が非常にきつかったことがありますが、そういう状況もありそうな雰囲気ですね。
とりあえず、母校をぐるっと一回りして帰ってきました。ここを出てからもう20年も経ってしまったのですね。まあ、知っている先生の一人ぐらいは居そうな気もしますが、時間もないし、体力も気力も尽きていたので、そのまま帰ることにしました。
