2003年08月17日
トーノZEROアニメ感想機動戦士ガンダムSEED total 4914 count

キラは単なるコーディネーターではなく、狂気によって作られた最高のコーディネーター!?

Written By: トーノZERO連絡先

 今日のSEED。

 とうとう、キラの出生の秘密が明かされましたね。それだけでなく、クルーゼの出生の秘密と、彼とフラガとの因縁も。

 「彼らの見た狂気の夢をね」と言われてしまう「狂気の夢」から生み出された最高のコーディネーター。それがキラ。単なるコーディネーターではなく、特別な存在なのですね。母体が不確定要素だからといって、人工子宮を使って作られた存在。

 それを告げるクルーゼの名演説。

 そのクルーゼも、すべての人類を裁く権利があると主張して、「こいつは何者か」と思わせますが、その正体はフラガの父のクローンだという意外な展開。フラガを自分の後継者として不適切だと思って自分のクローンを作らせたようですね。

 そして、自分の母艦に戻ったクルーゼのあまりに苦しげな描写。この描写は凄く良いですね。さらに、重要な機密情報をフレイに持たせて戻そうとする、というこの先のストーリーのキーになりそうな謎の行動。

 一方、取り残されて焦るアスランの方は、キラを見に行きたいのに、ラクスに許可をもらえません。許可をもらえないだけで、動けなくなってしまうアスランもちょっと情けないところがありますね。それは彼の可愛いところでもありますが。

 バジルール達も、なかなか難しい会話をしてますね。ここは戦場で、失敗は死だと言うバジルールに、ビジネスも同じと答えるアズラエル。ここは、指揮官としてのバジルールの限界が見えると同時に、戦場の危険性をイマイチ分かっていないアズラエルの甘さが見えるところでもありますね。

 ディアッカの方も彼のかつての戦友との会話がなかなか味があって良いですね。彼こそ、実は今もっとも良い味を出しているキャラと言えるかもしれません。

 映像的には、影の演出が面白いと思いました。MSと人物を1つのフレームに入れるために、MSの影と人物を描いているわけですね。それから、ビームをビームサーベルで切り裂いて無効化するという、かなり無茶な描写もビジュアル的にインパクトがありますね。

 と~のは、ここ一番という状況なのに負傷して寝ているフラガを応援しています。


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