謎のアニメ感想家、トーノZEROです。
11月11日のGungraveの感想。
マフィアのボスという印象からは少し遠いビッグダディ。
ブランドンを釣りに誘うところが、意外ですね。平然と殺しを行う部下達の頂点に立つボスにしては、予測と違う感じがありますね。
運送屋で働いていると嘘をつくブランドン。なかなか複雑な心境でしょうか。
親友がみんなを殺す夢。それは理不尽な夢と言えますが、ブランドンがそんな夢を見たということの暗示する状況は確かにありますね。
親友が上に登るために立てた陰謀。味方すら盗聴して手柄を立てるチャンスを作り出すどん欲さ。実に、1つのあるべき若者らしさを感じさせますね。
パーティーのダンスシーンで流れるピアノの演奏がこれまた良いですね。音楽的に、聴かせる演奏です。
ダディの護衛隊を出し抜いて暗殺者を仕留める親友と仲間達。
「上に登りたいか」「はい」という会話がゾクゾクしますね。
しかし、既に潜入している暗殺者が。偶然、暗殺阻止するブランドン。自分もダディをかばって撃たれてしまいますね。
自分を救ったブランドンを助けようと必死のダディ。彼は本当に良い人ですね。
今回の一言 §
守るために犯罪的組織を作る、というのは実際にあり得る状況ですね。たとえば、社会への不適応者を束ねて迷惑を掛けないようにしておく、というような効能がある場合もあります。日本で言うと、江戸時代など、農業が主体の国家という理念があるため、商工業者を政府が冷遇するような状況があり、彼らに対する庇護や秩序維持のためにヤクザ組織が必要とされた、という話もどこかで読んだような気がします。