2003年11月26日
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ガンダムエース 1月号 角川書店

Written By: 川俣 晶連絡先

 サクサク感想を書いて終わらせないと本の山にきりがない。

 ということでサクッと書きます。

 今月号でいちばん驚いたのは、デーモン小暮が出ていたことです。

 昔、けっこう聖飢魔IIが好きで、CDを何枚も買ってました。その関係で、<<< 没バージョン >>> Amazon対応機能を使った例で紹介したRXのアルバムまで1枚持っていたりします。デーモン閣下の書いた本は結構面白かったと思います。デモタカ・ビデオジャム(こんな名前で良かったっけ?)も、存在を知ってから毎週見てました。おかげで、久保田利伸とか、白石貴子とか、渡辺美里とか、そんな名前も覚えてしまいました。おかげで、NHKの昼の番組で白石貴子を見て(あるいは逮捕しちゃうぞの主題歌にクレジットされているのを見て)「うひゃっ」とか、ドラえもんの主題歌を渡辺美里が歌っていて「うひっ」とか、声を上げてましたが、それはどうでも良い話で。

 しかし、そのデーモン閣下が、ガンダムIIIめぐりあい宇宙の主題歌をカバーしたというのも驚きですね。そういうのとはちょっと違う世界の人だと思っていました。根はオタク系と近いところがあるとは思っていましたが、表層的に属する文化は全く違うと思っていました。実際、ガンダムをカバーすることになって初めて見ているようですし。それなのに、今、この歌をカバーしたということが、何やら不思議な感じがしますね。

 ちなみに、聖飢魔IIのアルバムは、今仕事中に聴いているMP3ジュークボックスに何枚も入っています。

 さて、他の話題ですが。

 オリジンは、黒い三連星との決戦の場が南米になっているところが面白い変更ですね。良い結果を出していると思います。それから、マチルダさんとの記念写真の場所が、どこかのビルになっているのも面白い変更ですね。それからドムの描き方が、凄く良いですね。たとえば、44ページ、最初のコマはコマをはみ出しているドムを描いて、次の小さなコマに全身が収まる人物が描かれています。これによって得られるドムの巨大感はなかなか良い演出だと思いました。実は、かつてのガンダムへの不満の1つが、巨大感を感じさせないモビルスーツ描写、つまり、フレーム内でのバランスが、人もモビルスーツも同じように描かれているため、モビルスーツが大きいという感じがしないことが多い、ということだったのです。それが効果的に解消されている感じがして、なんだか良いですね。

 トニーたけざきさんの作品、扉絵からして、ファーストガンダムTVシリーズのエンディングの構図で「ふり向いてアムロ」というのは、最近のガンダムがさっぱり分からない私のような年寄りにも分かりやすくてナイスです。さすがトニーさん。内容もバッチグー(死語)です。

 もう1つ気になるのは、西川魯介さんの「地の底ふかく」です。なんじゃこりゃ、という変な内容の漫画でした。途中まではノリが悪くて変でダメな漫画かと思いましたが、最後の1ページの落ちで凄く納得させられました。これは面白いものです。

 というわけで今月のガンダムエースはこれで終わりです。

 見てないページが沢山ありますが、残念ながら暇な学生ではないので、ザックリと諦めて次に行きましょう。

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