さて、皆さんお待ちかね、というわけではない「無謀でかなり実質的な意味のない今年の目標を考える」時期がやって参りました。
1年間の目標というのは、おおむねあまり意味がないものだと言えます。状況は刻一刻と変化していくし、そもそもカレンダーの1年間を区切って目標を立てる理論整然とした根拠もありません。
それでも、なにがしかの目標を決めることで、人生に迷ったときに (あてにならない) 選択の根拠になります。
というわけで、早速ゴー!
去年の目標は達成できたか? §
まず、去年の「今年の目標」を再検討してみましょう。
引用すると、こんなことが書いてあります。
さて、今年の目標ですが。
前進する大目標を立てるのは断念しました。あまりに無理がありすぎます。
今年は、前に進まない年としたいと思います。
大目標を「ゆとりを持つ」とします。
小目標としては、未だに完了しない仕事場の整理の完了。できれば、自室もも
っと整理したいところです。そして可能なら多少のお金も稼ぎたいですね。
いずれにせよ、更にその次の年以降に頑張るための準備段階というような位置
づけにしたいと思います。
目標達成の評価基準は、心に余裕があったかどうかで判断できるでしょう。
さて、困りましたね。心に余裕があったかどうかで判断できるでしょう、などと言われても、こんなに抽象的なことでは、確かな自信を持って答を出すことができません。
まあ、心にゆとりは無いこともなかったような気がするので、達成できたことにしましょう。もっとも、かなりギリギリまで心からゆとりが奪われた時期もあったような気もしますが、それはこの際忘れてしまいましょう。
小目標の方は、もうちょっと具体的に検証できますね。まず、未だに完了しない仕事場の整理の完了は達成できていません。昨年末の大掃除で、引き出し整理に時間を取られているという状況がありましたが、本来意図した作業範囲が「整理の完了」というにはほど遠い状況で、かつ、その範囲すら達成できなかったのが現状です。もちろん、手を抜いたわけではなく、しっかりと作業は行いました。作業量が予想以上だっただけです。
予想以上というのは、こういうことです。たとえば本を整理する場合なら、本を1冊ずつ見て不用なものをまとめて縛るだけのことです。基本的には、引き出しの整理も似たようなことです。不要品をゴミ袋に入れるだけです。しかし、体積あたりのアイテム数が爆発的に多い点を見落としていました。本数冊分の体積しかない引き出しを整理するのに必要な時間は、おそらく、本より2桁以上大きくなるはずです。
その他、収納体積減らしのために、書類などを入れていた封筒を全て捨てて、別途買った書類ケースなどに入れましたが、保存の必要のないレターと捨てては成らない契約書などを分類するのは神経を使う作業で、それに時間を食われたという要素もあります。
全くの見積ミスです。
更に、自室ももっと整理したい、は全く進行していません。仕事場で予定以上の時間を食われ、自室の大掃除は手つかずのままです。
可能なら多少のお金も稼ぎたい、というのは、少しのお金を稼ぐだけなら出来たと思いますが、収入が不安定化していて、現状維持ギリギリラインを辛うじて維持できているに過ぎません。まあ、その裏には、好きな仕事をやってるんだからしょうがないだろう、という面が無いこともないのですが(好きではない仕事もかなりやっていますが)。それでも、以前に比べて、お金を稼ぎにくくなっていて、それが収入の不安定化につながっているような感じがあります。(たとえば、ライター業は出版不況であるとか、ソフトの方は大きな資本に勝つのは難しいといった問題)
というわけで、小目標は達成失敗です。
今年の目標 §
今年の目標を何にするか。
少し前から考えていました。
最初に考えたのは、「冒険!」です。
新しい様々なことにチャレンジしよう、ということです。
実際、UMLを勉強して、これでモデリングして、Relaxerプラグインと一緒にEclipseも使って、今時のJavaでプログラムを書いて、FOMA携帯(900i)上で実行させよう、とか。FOMA携帯上で見られるFLASHも作ってみよう、とか。その他、いろいろと冒険も検討中であったのも事実です。
しかし、昨日疲れ果てて寝込んでしまったことで、考えを変えました。(ひどく眠くて眠り続け、入院した時の症状に似ているのでヒヤッとしました。どうも違うことだったようですが)
ガンガン冒険を仕掛けられるほど、この身体は確かなものではないのです。そろそろ、病み上がりであることを宣言するのはやめようと思っていますが、それを踏まえた上でも、無理は禁物です。人間の身体の限界は、それほど高い水準には無いのです。酷使は、問題の先送りに過ぎません。高利で金を借りるようなもので、トータルすると生み出すものは少なくなります。
そういうことを考えると、やはり、「冒険!」は目標にできません。
やはり、前年の目標の「ゆとりを持つ」ということを続ける必要があります。
しかし、これでは少し抽象的でありすぎる感があります。
ですので、目標は、こうしてみたいと思います。
それが意味する内容は、住環境、生活環境、仕事環境の改善です。
良い環境があって、初めて良い成果を出せると言えます。
更に重要なタームが、「効率化」です。かつて、パソコンを使うにあたって、極めて効率化した環境を構築して使っていました。しかし、Windowsを扱うようになってから、そのような「効率」を一時棚上げにして、基本的なWindowsの使い勝手に沿って使うようになっていました。それには、いろいろなメリットや、挑戦すべき事柄があったわけです。それについては、長くなるので、別の機会に書きましょう。しかし、それは安定した状況においては好ましい選択ではないと言えます。パソコンを操作するために、無駄な手間を繰り返すのは、明らかな無駄です。それよりも、もっと効率的な環境を作らねばなりません。
しかし、これは一種の冒険であることも事実です。日々繰り返され、安定した使い勝手を変革していくのは、とても決意が必要とされることです。そのためには手間も必要ですので、どうしても後回しにしたくなります。もちろん、効率アップのために使われる手間は、後で容易に回収でき、より多くの時間の余裕を生みます。変化させない合理的な根拠はありません。
とここまで書いて気付きました。
なんだ、結局否定したはずの冒険が目標になってしまったのか (笑い)
というわけで、目標は、冒険心を持って取り組む快適&効率化に決まりです。
目標が達成できたかどうかは、1年前より気持ちよく日常生活や仕事ができているかで判断できます。