今日は意図せずして、イジェクト不能のDVD-R/RWドライブを直すという経験をしました。
なぜDVD-R/RWドライブを使うことになったのか §
今日は、さるソフトをテストマシンにインストールする必要が生じました。その必要性が、そもそも誤解、勘違いだったのですが。そのソフトのメディアがDVDであり、DVDからブートのが便利そうに見えました。そして、これをインストールしようとしたテストマシンには、CD-R/RWドライブしか付いていません。
一方、現在は使っていないベアドライブのDVD-R/RWドライブが1台ありました。前は少し使っていたのですが、あまりに容量が少なすぎて話にならないので、放置されていたものです。
余談ですが、どうしてみんな喜んでDVD系の書き込み可能メディアを使っているのか、そのあたりは私には良く分かりません。必要なデータを書き込んでいくと、何枚にも分かれてしまい、後からそれを探すの大変です。外付けの大容量ハードディスクにでもまとめて入れておけば、検索機能でファイルを探し出すことも出来ますが、複数のメディアに分かれてしまったDVD系メディアでは面倒なことになります。
それはさておき、ともかくこの機会に余ったDVD-R/RWドライブをテストマシンに入れておけば、いろいろな場面で役に立つだろうと思い、ドライブを交換しました。
ところが……。
真っ青になったイジェクト不能 §
PCのドライブを入れ替えて、ケースの蓋を閉じる前に、動作テストとして起動してみました。
さて、動作しているかなとメディアを入れようとイジェクトボタンを押すとトレイが出てきません。出ようとして何かが動作している音はしますが出てきません。
これはもう真っ青です。
大枚を叩いて買ったドライブですから、貧乏人としては壊れましたでは済みません。
慌てて取り出して、トレイを手動で引き出せるかやってみましたが、それもできません。
いろいろな角度からドライブを見ていると、驚くことに気付きました。
上部が凹んでいる…… §
なんと、ドライブ上部の金属板が凹んでいます。
凹んだ金属板が、外に出ようとしたトレイを抑えて外に出さないようにしていたわけです。
どうやら、使わないで放置している間に、何か重いものでもぶつかって凹んでしまったようです。
直るだろうか……。
そう思いながら、ドライブのネジをそっと外して、上部の金属板を外しました。フロントのベゼルとも絡み合って、ちょっと面倒な構造になっていましたが、何とか無事に外れました。
直すにはペンチが必要だろうかと思いつつ、おそるおそる、力を入れてみると……
ふにゃ §
手で力を入れるだけで、ふにゃと曲がってしまいます。
おかげで、簡単に凹みを直すことができました。
PCのケースに入れてしまえば力が掛かる筈もない場所なので、それほど堅くある必要は無いのでしょう。
あまりにあっさり直ったのでびっくり。
実際に組み込んで動作させてみると、問題なく動きます。
バッチリ修理完了です。
難しく考えることはない……こともある §
今日の教訓は、とりあえず大きなトラブルに思えても、簡単に解決できることもある、ということですね。高精度の微細技術を活用したDVD-R/RWドライブといえど、素人が手で (この両手だ!) 直せることもあるのですね。