謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のクレヨンしんちゃんの感想。
サブタイトル §
「だし取りしんちゃん」
「一粒足りないゾ」
「ほしいゾ!おチョコりん」
「行列ラーメンに並ぶゾ」
「プッチプチひまわり」
あらすじ「だし取りしんちゃん」 §
夫婦者がやっている食堂の正直屋。妻は良いが夫は飲んだくれのダメな男でした。
あるとき、妻がしんちゃんを拾ってきます。しんちゃんが風呂のつもりで鍋に入ったところ、とても美味しいダシが出ることが分かりました。それ以来、そのダシを使ったみそ汁を出して、正直屋は繁盛しました。
しかし、妻が病気になり、コンテストの優勝賞金で治療する必要に迫られてしまいました。そして、ライバル店がしんちゃんのダシの秘密を知ると、しんちゃんを誘拐してしまいます。これではコンテストに優勝できるみそ汁が作れません。しんちゃんは携帯電話で、風呂場に自分が入ったお湯があると夫に伝えます。そのお湯を使ってみそ汁を作り、見事コンテストに優勝します。しかし、実はそのお湯にしんちゃんは入っていないことが分かります。みそ汁を美味くしたのは、妻を直したいという夫の友情だったのでした。
しんちゃんは、正直屋から旅立ちます。
あらすじ「一粒足りないゾ」 §
みさえさんが買い物に出ている間のことでした。
泣くひまわりを泣き止ませるため、しんちゃんはみさえさんの大切な真珠のネックレスをひまわりに持たせました。
しかし、ひまわりはそれを壊してしまい、真珠を飛び散らせてしまいます。
みさえさんの怒った顔を想像して必死に探すしんちゃんとひまわり。
最後の1つがどうしても見つかりません。
やっと窓際に見つけた時、隣のおばさんがケーキを持って窓から覗いていました。
ケーキを食べて満足のしんちゃんとひまわり。
しかし、最後の1個がさっきまであった場所に見えません。おばさんが窓を開けたときに外に落ちたに違いないと必死に探すしんちゃん。
やっと発見して歓声をあげたとき、そこに買い物から戻ってきたみさえさんが……。
あらすじ「ほしいゾ!おチョコりん」 §
しんちゃんは、マサオ君からアクション仮面シールというものを見せられます。
これは、おチョコりんという歌詞のオマケだと言います。
しんちゃんはだぶったカードを1枚マサオ君からもらい、自分も集める気になります。
しかし、しんちゃんの貯金箱には2円しか入っていません。これでは、おチョコりんは買えません。
おチョコりんを手に入れるために、しんちゃんはみさえさんに、おべっかを使ったり、肩を揉んだり、お買い物に一緒に行って会計中にさりげなくカゴにおチョコりんを入れようとしたりしますが、上手く行きません。
そこに、ひろしがお土産としておチョコりんを持って帰ってきました。
喜んで開くしんちゃん。しかし、良くある出来事ながら、箱に入っていたのはマサオ君からもらったカードと同じものでした。
しんちゃんは、またおチョコりんを買ってきてもらおうと、ひろしの肩を揉んでサービスします。ひろしは、良い気持ちになってその気になります。それを見たみさえさんは、呆れてしまいます。
あらすじ「行列ラーメンに並ぶゾ」 §
ひろしとしんちゃんは、行列のできるラーメン屋に行きます。
そこで長い行列に耐えて店内に入ると、そこには携帯電話や私語などを禁止する張り紙と、1000円もする塩ラーメンしか存在しないメニューが張り出されていました。
そんなに高いとは思っていなかったひろしは、二人分のラーメンの分のお金を持っていないことに気付きます。
同じ店内に、昔同じアパートに住んでいた四浪さんも居ました。四浪さんは醤油ラーメンを声高に求め、しんちゃんはカレーラーメンを求め、頑固な店主を怒らせます。
ひろしは、これはしめたと思い、店主に啖呵を切ってしんちゃんを連れて、四浪さんと一緒に店を出ます。
そして、普通の中華料理屋で380円のラーメンを3人で美味しく食べます。
あらすじ「プッチプチひまわり」 §
積み木を積んで賢いところを見せるひまわり。
その後、みさえさんが見ていない隙に、畳んだ洗濯ものの隣で、調味料を積みます。
ソースをこぼさないように、静かにそっとそれを取ろうとするみさえさん。
そこにドタドタと帰ってくるしんちゃん。
崩れる調味料。
必死にソースを掴むみさえさん。
それに成功してホッと一息と思ったら、足でケチャップを踏んで、飛び出した中身で畳んだ洗濯物は真っ赤っか。
感想 §
春満開ギャグアニメ三連発 夕陽のガンマンに贈る 情熱のバラは咲いちゃったスペシャルという長い名前のスペシャル番組の一部として放送されました。しんちゃんがトップバッターで、このあとにあたしンち、ボボボーボ・ボーボボが続きます。この2つは、あまりスペシャルらしいことはありませんが、しんちゃんだけは昔やったエピソードの「だし取りしんちゃん」「プッチプチひまわり」を再び放送したり、映画情報を流したり、スペインでのクレしん人気の紹介を行ったり、スペシャルらしいところがありました。
それはさておき。
この「だし取りしんちゃん」は特異な作品ですね。しんちゃんがダシになるという発想の面白さも特筆すべきですが、いかにもダメな食堂店主という若い男も面白いですね。いつものレギュラーキャラクターではない、そういう特殊な魅力のあるキャラが出てくるところが良いです。人間の弱さと、いざというときに見せる強さがよく描かれた傑作ですね。
ネックレスを壊す話では、みさえの怖さに一致協力するしんちゃんとひまわり、というところが面白いですね。みさえが怖い、という点では、二人の気持ちは共通であるわけですね。
シール集めの話は、ちょっとリアル過ぎて笑えないところもありますね。しかし、箱買い、大人買いせず、箱1を1つずつ期待を込めて手に入れていくところは、いわゆるコレクターや一般のオタクとは違う、初心を思い起こさせる良い話だと思います。
ラーメンの話は、380円のラーメンはスープに指を突っ込んで持ってくるダメな店員の店ですが、それでも頑固店主の店より気持ちよく食べられるというのが奥深いですね。
今回の一言 §
頑固オヤジのラーメン屋ですが、けして悪いことばかりではなく、食べている客達は実に嬉しそうな、幸せそうな顔で食べていますね。そういう描写があるところが、話を単純にしていないと思います。