ちょっと、Cocoonのページを見たい用事がありました。しかし、Cocoonという綴りも忘れていたので、とりあえずカタカナで"コクーン"と打ってgoogleで検索しようと思いました。
ですが、そのままコクーンと打てば、そういう名前の映画や、SONYの製品名がヒットしてしまいそうで、嬉しくありません。そこで、こちらが意図したCocoonのページなら、XMLというキーワードが出てくるはずだと予測して、"コクーン XML"という指定を付けてgoogleで検索してみました。
すると……。
いきなり、XMLというキーワードで排除したつもりのSONY製品コクーンの話題が続々……。
何と、SONY製品のコクーンもXMLに関係があったのか? と思いきや。
blog関係のサイトは、RSS情報を提供する機能にXMLというキーワードを使って表記する事例が多いようで、それが検索エンジンに反応していたようです。つまり、XMLとは何の関係もない話題を書いたblogサイトであっても、XMLというキーワードの検索対象になると言うことです。
おそらく、XML関係の話題を探すために、「探したいキーワード+XML」という指定による検索は、これまでよりも困難になっていると思われます。
どうすれば良いのか? §
とりあえず、RSS情報を提供するだけの機能に対して、XMLという表記を使うことは中止すべき悪習だと思います。どうして、こんな変な習慣が流行っているのか理解に苦しみますが、世の中にはこの手の悪習が山ほどあるので、そういう意味では非常に分かりやすいですね。自分はXMLを分かっているつもりの多数の困った人達の奔流は止めようがありません。
しかし、止めようが無くても、こうして実害が出ている以上は、苦情の一言を書く価値があると思います。
XMLという言葉が指し示す範囲は非常に広く(なにせ、メタ言語ですから)、blogサイトが提供する(かもしれない)情報に限っても、RSS以外のものがいろいろXML文書として提供される可能性があります。そういう状況で、RSS情報をXMLという表記で提供することは、利用者に無用の混乱を与えるだけだと思います。