2004年05月15日
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MagSiteMan1 Version 0.01

Written By: 川俣 晶連絡先

 MagSite1のサイト管理ツール、MagSiteMan1です。

 アルファテストとして公開します。

 このプログラムは、通常、一般ユーザーが使用するものではありません。

readmeファイル内容 §

MagSiteMan1(仮称) Readme File

Alpha-Test Version 0.01

2004年5月15日 Copyright (c) 2004 by Pie Dey Co.,Ltd.

● このファイルについて

 このファイルは、MagSiteMan1(仮称) についての基本的な情報を提供します。

 このファイルは必ずお読み下さい。

● 概要

 MagSite1( http://www.piedey.co.jp/magsite1/ )によって稼働するサイトの作成、バージョンアップ、削除を少ない手間で実現します。

● アルファテストについて

 本ソフトはアルファテスト版です。全ての機能は実装されておらず、動作の保証もありません。将来の正規版は有償提供となる予定です。アルファテスト版は無償で使用できます。

● 対象ユーザー

 本ソフトは、IIS(Internet Information Server)およびASP.NETの管理運用が可能なスキルを持った管理者が設定することを前提に公開しています。

 自宅サーバでIISを使うことに成功した、というレベルの利用者は、上記条件を満たさないことに注意してください。要求された設定は全て可能なプロフェッショナルの利用を前提としています。

 このような特別な管理技能を持たないユーザーについては、有償にてイースト株式会社による管理代行も可能です。

● 動作環境

 ASP.NET (IIS5またはIIS6)

 .NET Framework 1.1

● 管理用ユーザーID

 Active Directory経由でIISを管理する権限を持ったユーザーIDが必要です。

 通常、AdministratorsグループのIDはこの条件を満たします。

● インストール方法

 サイト内の配置と関係するため、インストーラは作成していません。

 まず、IISにASP.NETによって動作可能なディレクトリを作成します。

 このディレクトリ内に、アーカイブファイル一式を配置します。

 このディレクトリにはIISの匿名アクセスを許可しない設定を推奨します。仮に匿名アクセスを許した場合、必要な管理情報を取得する権限がないため、エラー表示しか見ることができません。

 また、このディレクトリには、管理に使用する管理用ユーザーIDにフルコントロールのアクセス権を与えてください。

● 初期設定

 インストールが終了したら、配置したdefault.aspxファイルに、IISを経由して、Webブラウザを用いてアクセスします。

 管理用ユーザーIDによって認証します。

 この状態では、まだほとんどの操作を行うことができません。

 操作可能とするには、以下の手順で「MagSite1マネージャ自身の設定」を行います。

・「各種ファイルを保存するディレクトリ」にディレクトリのフルパスを書き込みます

 これはMagSite1サイト本体とそれが作成するファイルのほぼ全てが書き込まれるものなので、できるだけ残容量の大きなドライブを指定することが望ましいと言えます。

 **注意**注意**注意** このディレクトリはあらかじめ作成しておく必要があります。自動的に作成されることはありません。また、このディレクトリには、ASP.NETが動作するID(Windows 2000等では"ASPNET"、Windows Server 2003では"NETWORK SERVICE")にフルコントロールのアクセス権を与えてください。これを満たさない場合、MagSiteMan1が完全に動作しても、MagSite1サイトが全く動作しないことになります。

・「使用するMagSiteDistサーバのURL」に書き込みます。

 MagSite1は、用途に応じて個別のカスタマイズ版が存在する場合があります。使用する版を提供するMagSiteDist1サイトのWebサービスのURLを指定します。

 標準的なMagSite1を提供するのは、以下のURLです。

http://dist.piedey.co.jp/magsite1/MagSiteDist.asmx

・「本当に設定を変更する場合にチェック」にチェックを入れます

・「設定を変更する」ボタンをクリックします

● MagSite1配布ファイルのダウンロード

 MagSite1サイトを作成する前に、MagSite1の配布ファイルをダウンロードする必要があります。

・「ダウンロードマネージャへ」のリンクをクリック

・ダウンロードするバージョンを選択

・「選択したバージョンをダウンロード」ボタンをクリック

・リストに【ダウンロードと準備済み】の文字を確認後、「MagSite1マネージャに戻る」をクリック

● 仮想ディレクトリを作成しそこにMagSite1サイトを作成

 IISの仮想ディレクトリを新規作成し、そこに新しいMagSite1サイトを配置するには、「新規仮想ディレクトリへサイトの新規作成」以下の項目に記入します。

 管理IDは、半角英数字で管理用のIDを指定します。できるだけ、分かりやすい名前を付けることを推奨します。

 Webサイトは、IISに複数のサイトがある場合、どれを対象とするか選択します。

 MagSiteバージョンは、複数のバージョンをダウンロード済みの場合、どれを使うか選択します。

 マスター認証IDは、MagSite1のマスター認証IDを指定します。(詳細はMagSite1のドキュメントを参照してください)

 仮想ディレクトリのalias名は、http://……/xxx/のxxxの部分となる文字列を指定します。

 以上を入力後、「本当に新規作成を行う場合にチェック」にチェックを入れて、「新規作成を行う」ボタンをクリックしてください。

 これ以後の作業は、マスター認証権限で作成したMagSite1サイトに対して行うことになります。詳細は、MagSite1のドキュメントを参照してください。

● Webサイトを作成しそこにMagSite1サイトを作成

 IISのWebサイトを新規作成し、そこに新しいMagSite1サイトを配置するには、「新規Webサイトへサイトの新規作成」以下の項目に記入します。

 管理IDは、半角英数字で管理用のIDを指定します。できるだけ、分かりやすい名前を付けることを推奨します。

 MagSiteバージョンは、複数のバージョンをダウンロード済みの場合、どれを使うか選択します。

 マスター認証IDは、MagSite1のマスター認証IDを指定します。(詳細はMagSite1のドキュメントを参照してください)

 ホストヘッダーは、このサイトにアクセスするホスト名、ドメイン名などを指定します。

 ポート番号は、このサイトにアクセスするポート番号を指定します。

 以上を入力後、「本当に新規作成を行う場合にチェック」にチェックを入れて、「新規作成を行う」ボタンをクリックしてください。

 これ以後の作業は、マスター認証権限で作成したMagSite1サイトに対して行うことになります。詳細は、MagSite1のドキュメントを参照してください。

● バージョンアップ

 バージョンアップは、個別のMagSite1サイトを単位に行う方法と、管理下の全てのMagSite1サイトを対象に行う方法があります。

 いずれの場合も、まずダウンロードマネージャで新しいバージョンをダウンロードしておく必要があります。

 その後、「ダウンロードされたバージョン一覧」のリストから対象とするバージョンを選択します。

 指定1サイトをバージョンアップする場合は以下の手順を取ります。

 「バージョンアップ対象MagSiteサイト」で、対象とするMagSite1サイトを指定します。その後、「本当にバージョンアップする場合にチェック」にチェックを入れて、「指定1サイトを指定バージョンにバージョンアップする」ボタンをクリックしてください。

 管理下の全サイトをバージョンアップする場合は以下の手順を取ります。「本当にバージョンアップする場合にチェック」にチェックを入れて、「管理下全サイトのバージョンアップを行う」ボタンをクリックしてください。

 注意: より古いバージョンに変更することもできますが、サポート外の使用方法となります。

● MagSite1サイトの削除

 MagSite1サイトを削除するには、「管理下にあるMagSite1サイト一覧」より対象を選択後、「本当に削除する場合にチェック」をチェックして、「選択した項目を削除する」ボタンをクリックします。

 削除が完了すると、IISの仮想ディレクトリまたはWebサイトが削除され、アクセス不能になります。

 その後、2つのディレクトリ名が表示されます。もし完全に不用であれば、この2つのディレクトリを手動で削除します。バックアップが必要であれば、この2つのディレクトリを手動でバックアップ媒体に移動させます。どちらも行わないで放置した場合、次の「MagSite1サイトの復活」の手順で復活することができます。

● MagSite1サイトの復活

 「MagSite1サイトの削除」の機能で削除したMagSite1サイトは復活できます。

 それを行うには、削除したMagSite1サイトの管理IDを指定して、「新規仮想ディレクトリへサイトの新規作成」または「新規Webサイトへサイトの新規作成」の手順を実行してください。管理ID以外の設定も全く同じ状態で復活させるには、他の情報も旧設定と同じ値を入れる必要があります。

 この方法で復活させたとき、Webサイトの番号は同じにならない可能性があります。これは、IISログファイルを保存するディレクトリなどが同じにならない可能性があることを意味します。

● バージョンダウンの注意

 MagSiteMan1をバージョンダウンして使用した場合、設定された管理情報が一部消失する可能性があります。

● 参考サイト

 本ソフトの開発者が、本ソフトを用いて運用している以下のサイトがあります。

 設定や運用の参考としてご覧下さい。

オータム マガジン:

http://mag.autumn.org/

MagSite1開発日誌:

http://mag.autumn.org/default.aspx?s=magsite1

● 変更履歴

2004年 5月15日 Version 0.01 最初のバージョン

● 連絡先

 ご意見、バグレポートなどは、testml4メーリングリストまたは、株式会社ピーデーサポート宛にご送付下さい。

testml4メーリングリスト:

http://erika.piedey.co.jp:8088/1ml_main.html?MLID=testml4

株式会社ピーデーサポート:

softsupport@piedey.co.jp

● 利用許諾条件

(注:ここでいう本ソフトウェアとは、本パッケージに含まれる全実行ファイル、ヘルプファイル、オンラインマニュアルファイルを含むものとします)

 本ソフトウェアの著作権は、開発に使用したソフトウェアにより提供される部分を除き、株式会社ピーデーにあります。

 本ソフトウェアは、含まれるファイル内容、構成を変更しないことを条件に、自由に複写し、配布することができます。しかしながら、アルファテストという性格上、無制限に不特定多数に配布するサイトへの掲載は、お断りいたします。

 本ソフトウェアの使用期限は、本ソフトウェアの製品版発売後2ヶ月までとします。

 本ソフトウェアは、この条件を承諾したときのみ、利用できるものとします。

 本ソフトウェアを使用した結果については、弊社は一切責任を負いかねます。

以上

MagSiteMan1 Version 0.01