謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のマシュマロ通信の感想。
サブタイトル §
第9話「ライムの初恋」
あらすじ §
ライムは、女の子と見ると誰とでもデートをしました。女の子の方も本気でライムを好きになることなく、時間潰しなどに便利にライムを活用していました。
ある日、ライムは、公園で涙する美女を見つけて恋に落ちます。
しかし、その正体はライムに厳しいレポートを課すミモザ先生が眼鏡を取った姿でした。その涙は、辛い恋が破れたことによるものでした。公園は恋の相手との思い出の場所でした。
ライムは、花束や手紙を送りますが、自分が送ったことが分からないように、Lのイニシャルで署名します。
先生は、その贈り物に喜びます。
ライムは、雨の中、公園にずぶぬれで座っている先生に傘を渡そうと思います。しかし、自分では渡せません。代わりに渡して貰おうとクラウドを呼び出しますが、なかなか来ません。これ以上先生を雨に濡らしてはならないと思い、自分で渡そう、と決意したとき、先生の恋の相手、ライオネルが登場します。
ライムとライオネル、イニシャルは同じLで、先生はライムが送ったものをライオネルからだと誤解していたのでした。
ライムは失恋の痛手を癒そうとするかのごとく、いろいろな女に子をデートを誘います。
感想 §
すれ違って失恋するライムと、恋人とよりを戻せた先生。
子供には大人との恋は早すぎるというものですね。そのあたりの、甘酸っぱい初恋の情感が伝わってきて、とても良いですね。
それだけでなく、脇役も素晴らしいですね。
恋愛ドラマの脇役として重要な立場のクラウド。そのクラウドから真相を聞いてしまった上で、それを秘密にしておこうとするサンディ。この二人がいてこそ、ドラマも盛り上がるというものです。少なくとも、ライムの苦闘をこの二人は知っていて、しかもサンディはしっかりとライムの行動を肯定します。この肯定が、つまりは必然的な失恋を伴う大人の女性への初恋を誠実に貫徹することへの肯定と言えますね。秘密を秘密にして記事にさせないことと合わせて、やはりサンディはとても良いキャラだと思います。
今回の一言 §
物語の構造としても、けっこう凝っていて、すんなりと短いあらすじで構造を書き切れません。つまり上に書いたあらすじは、かなり省略してアレンジされている訳です。しかし、視聴者に無理強いする訳ではなく、自然に「言葉を使わずに」変化し続ける状況のドラマを伝えているところが、なかなか良くできていますね。良い仕事をしていると思います。