以前、国立国語研究所の外来語の言い替え案のあまりに馬鹿馬鹿しい内容について文化、表現、コミュニケーションを破壊しかねない、カタカナ語の言い換え?として取り上げました。
どうやら、極端に馬鹿馬鹿しいものは消えたようです。
以下の記事を見てそうらしいと分かりました。
「オンライン」言い換え断念 国語研「外来語」委中間案
また、継続審議してきた「オンライン」「データベース」「フォーラム」「メセナ」の4語については適当な案がなく、今回初めて言い換えを断念した。
この記事に載っている言い換え案を見る限り、「アカウンタビリティー」→「説明責任」など、まあ常識的に納得できる範囲のものが多いように思います。あまりに奇矯すぎる「マジメにやってんのかコラ」と言いたくなるようなものは見られません。
しかし、油断はまだできません。こんな記述もみられるからです。
同様に継続審議だった「ユビキタス」は、今後も検討を続ける。
仮に「ユビキタス」は公文書では全て「時空自在」と言い換えるような事態になったら、非常に泣けますね。きっと堅い真面目な文書のふりをしたギャグに見えると思います。
ちなみに、誤解している人もいますが、ユビキタスはまっとうな意味のある言葉です。けして、詐欺まがいの人達がカモを煙に巻くために発明した言葉ではありません。実際に、詐欺まがいの人達がカモを煙に巻くために使われることが多いとしても、です。