謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
一昨日のキン肉マンII世の感想。
サブタイトル §
第13話(最終回)
「最悪の事態!判定はどっちだ?!」
あらすじ §
ヒカルドのボディが壊れると中から本来のヒカルドの姿が出てきました。
その腕にはデーモンプラントのマークが。
ヒカルドは本来悪行超人でしたが、赤ん坊の時から正義超人に預けられ、正義超人として育てられ、サブミッションを教え込まれていたのです。
それゆえに、ヒカルドはこの試合に出る資格があると認められます。
ジェイドは、師匠の指導を無視して、自分の意志で戦いを始めます。それを師匠は、巣立ちの時だと認めます。
しかし、ジェイドは完膚無きまで叩かれ、最後の必殺技を決められようとしてしまいます。そのとき、反射的に凛子はタオルを投げ込みます。それを見て一度は必殺技を止めたヒカルドですが、動きを再開させ、ジェイドに瀕死の重傷を負わせます。
判定は混乱します。試合を放棄した選手への攻撃は反則です。しかし、ジャクリーンは、ルール上、その直前に開始された技には適用されていないと説明し、ヒカルドの勝利が確定します。
万太郎はヒカルドの対戦を恐れて逃げだしますが、ジェイドと両親の写真を持っていることに気付き、それをジェイドに返すために救急車に運び込まれるジェイドのところに走ります。
万太郎がジェイドに語りかける激しい言葉に、ジェイドは意識を取り戻します。
ジェイドとの会話で、万太郎はヒカルドと戦う気持ちを得ます。
万太郎と凛子は、救急車で連れて行かれるジェイドを見送ります。
感想 §
愕然としますね。
ここで最終回ですか?
なぜ?
トーナメントはまだ途中だというのに。
しかし、本編の映像を編集して作られたとおぼしきOPとEDの映像をじっくりと見ると、どうもほとんどのシーンは既に放映済みらしいと気付きました。本編のハイライトシーンの寄せ集めがOPとEDだとすれば、既に全ての本編は放送されていることになります。と言うことは、この先は存在しないのでしょうか。悲しいですね。
今回は、実に残念だと思わせるだけの内容がありました。
まず、万太郎は、最初は逃げだしてみせますが、瀕死のジェイドと言葉を交わしてから熱くなってきますね。
凛子は、タオルを投げようとしないブロッケンJrに代わって、反射的にタオルを投げてしまいます。実に気持ちが熱いですね。本気で真剣です。これが、本当の意味で誰かを大切にする気持ちというものですね。
ジェイドは、ブロッケンJrという師匠の指示に逆らい、一人で戦い、そして破れていきます。誰にも頼らず、声援すら不要と言い切って戦って負けたことは、きっとジェイドにとって、とても価値があることでしょう。
更に、特に注目すべきはヒカルドです。悪行超人的な行動を取っていながら、しかし、そんな自分の行動、その結果を見て悲しい気持ちを感じる部分があるようにも思われました。単なる悪行超人ではない、何か深い部分がありそうに感じられます。サブミッションの面白さに目覚め自分の本来の目的も忘れていた、という部分も悪行超人であるとか正義超人であるとかいった区別を超えた何かがあることを感じさせますし。おまえは悪行超人だという決めつけで師匠に襲われるシーンも泣かせる部分があります。単なる悪役と言い切れない、どこか切ない部分がありますね。
今回の一言 §
今回は予想外の最終回ゆえに一言も無し……。