2004年08月05日
トーノZEROアニメ感想サムライチャンプルー total 6256 count

女郎屋に売られる女を前にダメっぷり全開の男達!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のサムライチャンプルーの感想。

サブタイトル §

#11 堕落天使

あらすじ §

 浜松でバイトするフウ達。

 フウは茶屋でバイトしています。

 ムゲンは、カブトムシを戦わせるカブト相撲で一攫千金を狙います。

 ジンは斬る仕事と聞いて来たのにうなぎ屋の屋台の仕事でした。

 ジンは、しのという女に慣れないうなぎ屋の仕事を助けてもらいます。しのは翌日から女郎屋に入ることになっていました。

 ジンは、女郎屋へしのに会いに行きますが、金がないと言うことで用心棒にボコボコにされます。

 ムゲンはカブト相撲で買って大金をせしめます。

 ジンはその金を借りて、しのを買いに行きます。

 しのの旦那が、女郎屋までしのにたかりに来ます。

 ジンは、しのを女郎屋から連れ出すことを決意します。川向こうの縁切り寺まで行ければ何とかなるかもしれないと言います。

 女郎屋を脱出した二人は、追っ手に囲まれます。しかし、ジンの腰に刀はありません。

 そこに助けに来るフウとムゲン。

 しのは、船に乗り、川の向こうに向かいますが、ジンはそれに乗りません。

感想 §

 まさにダメ男バンザイ、という感じの内容でしょうか。

 まず、しのの亭主。女郎屋に売った女房から、更にたかろうとする根性がダメ。しかも、おまえに一生たかってやる、とまで言うとは。

 次に、女郎屋の主人。ジンが小判を見せた瞬間に態度がコロッと変わるところが、まさにダメな奴ですね。褒められるべきダメっぷり。

 ムゲンも、マジメに用心棒のバイトをしないで、一攫千金のカブト相撲を始めるところがあまりにダメ。

 最後に、ジン。金でしのを買って、しかし抱こうとしないダンディズムを発揮したかと思いきや。結局は抱いたような雰囲気ですね。初志を貫徹できないジンもダメ。

 しかし、しのの亭主以外は、全て愛すべき好ましいダメっぷりと言えますね。

 それはさておき、一番良かったのは、フウです。女を抱くために金がいるとジンが言ったところから、戻らなかったら二人で旅をしてくれとジンが言い残す場面、そしてジンのピンチを救いに来るところまで。今回の彼女は、とても良い味を出していますね。

 それから、しのを買った客。その客に抱かれるしの、というところが、妙にエロチックにそそられるところがありますね。醜いものに犯される美しきもの。それは、何かをかき立てる魅力があります。

今回の一言 §

 本当は死ぬつもりだったしの。その意図を、実は正しく見抜いていたジン。実は、最初の出会いから、二人の世界ができていたわけですね。