あの「となりのトトロ」で有名なスタジオジブリのサイトの中に、こんなサイトが含まれます。
はたして、宮崎駿監督や、鈴木敏夫プロデューサーが特別に意識して、作品の復刊にまで手を貸すものとは何であるのか。
気になるのは当然のことですよね?
と言うわけで、買ってみました。金もないのに高い本を。
しかし買った甲斐はあったようです。
いきなり、書き出しが、情緒に流されない冷静な分析的な視線で
西欧中世は、現代にもまして映像と記号の世界であった。
(つまり、みんな字が読めなかった……)
となっているのは、なかなかゾクゾクと期待させるではありませんか。
これから少しずつ読み始めたいと思います。
2004年8月22日23時頃追記 §
つまり、大衆娯楽としてアレンジされていない、より生に近い歴史に着目することは、無時間性という罠を克服する1つの手段であるという意味で、とても価値があると思うのですよ。だから、ファンタジーRPGなどで良くある中世ヨーロッパと称する現代のバリエーション世界ではない、もっと別の性質を持った世界の話は望むところ。