2004年11月04日
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晩飯をご馳走すると言われて喜ぶタケシの本心とは何か!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のポケモンの感想。

サブタイトル §

「海の男!四天王ゲンジ登場!!」

あらすじ §

 サトシは町中でバトルを行い勝ちます。

 それを見ていたゲンジはサトシの実力を認め自分の船に招待します。

 ゲンジはサトシとバトルしますが、ゲンジは強くサトシは敗北します。

 そこでロケット団がピカチュウを奪いますが、圧倒的に強いゲンジのポケモンの前にロケット団はあっさりと敗退します。このポケモンを出されていたら勝ち目もありませんでした。

 サトシ達はゲンジから食事をご馳走になります。

感想 §

 そうか、こういう話ができるのか!

 という素晴らしい驚きを与えてくれた内容でした。

 何が驚きであるのかと言えば。

 この作品の良心的なところは、慢心とそれに伴う挫折を繰り返し描いているところにあると思いますが、今回はその次の段階も描きうることを示してくれたと思います。単純な慢心と挫折は、現在ではまだ若すぎるハルカが担当する役割であり、サトシは次の段階に入れるほどの成熟レベルに達したわけですね。

 ゲンジが認めたようにサトシは既にかなり強くなっています。しかし、ポケモンバトルも人間がやることである以上、いくらでも付け入る隙があります。経験豊富な人間であればあるほど、隙を見出し、そこに付け入ることができるのでしょう。直接的な実力やセンスの良さとは別の次元の強さがそこにあります。そして、それは経験不足の若者にはけして乗り越えられない壁となります。

 今回のゲンジは、サトシに対してその壁を見せ、意識的に乗り越えろと示したことになりますね。そう、ここで重要なことは、「意識的に」ということです。ゲンジはサトシを同格の相手として遇しています。ゲンジの方が強いとしても、ゲンジはおごり高ぶったり嘲笑したりはしません。最後の食事の場面で、ゲンジがざっくばらんに昔は自分も負けていたと正直に語るのは、まさにサトシを同格の相手として遇していることになるでしょう。そして、同じ立場に立つ仲間として、サトシに乗り越えるべき壁を示したと言えます。

更に感想 §

 ピカチュウ強奪のとき、ムサシがゴム手袋をしているのがさりげなく凝っていますね。

 それから、晩飯をご馳走すると言われて喜ぶタケシ。特にタケシが喜んでいるように見えます。きっと、晩飯を作らなくて良いと喜んでいるのでしょうね。

今回の名台詞 §

ヨシミツ「サトシ君は読み切れなかったのさ」

 相手の行動に対する読みの深さは、やはり経験の豊富さに支えられる部分があり、年長者に勝てない面があります。そういう大人の世界を垣間見せてくれるドラマをあえて子供に対しも語るのが素敵ですね。子供が相手でも、語る内容に手加減などしない、というのは好感できる態度です。

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