2004年11月10日
トーノZEROアニメ感想NARUTOtotal 2839 count

こともあろうに、真剣な顔でナルトをデートに誘うサクラちゃん!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のNARUTOの感想。

サブタイトル §

第108話 「見えない亀裂」

あらすじ §

 ナルトの螺旋丸とサスケの千鳥が激突するとき、サクラは止めに入ります。しかし、ナルトとサスケはもう技を止められません。

 そこにカカシが入って、二人の身体を引き離し、二人は屋上の水槽に激突します。

 カカシはジライヤに事情を説明し、サクラには優しい言葉を掛けます。

 カカシはサスケに説教を行います。

 ジライヤはナルトを前にして説教できませんでした。

 何かを真剣に考えていたサクラは、話があるからとナルトをデートに誘います。

 音忍四人衆がサスケの前に現れます。戦いになりますが、音忍四人衆の方が圧倒的に上手でした。

感想 §

 ナルトとサスケの間にある心の問題は、すっかりカカシに見抜かれていますね。しかも、それを淡々とジライヤに説明できるほどに。そして、カカシは全てを把握しているからこそ、サクラに大丈夫だと優しい言葉を掛けることができるのでしょう。全く、危機的な状況であるにもかかわらず。こういうカカシがサクラに見せる優しさは、最初のオープニングでさりげなくカカシがサクラをかばっていたりするあたりも含めて、悪いものではありませんね。

 一方のサクラちゃんも、ナルトに話があるというそれだけのために、デートしてやるからと言わざるを得ません。おそらく、以前なら、来いと言うだけで喜んでナルトは来ると予測できたのでしょう。しかし、今は、女の特権を行使して理屈抜きで来いと言うだけでは来てくれないかもしれない、という危惧があるのかもしれません。おそらく、そのようなことをせずともナルトは行くでしょうが、サクラはそのような印象を持ったのかもしれません。

 そして、仲間と復讐の板挟みになって苦しむ複雑なサスケ。さすが、カカシはサスケの猛った心を冷やすだけの説教ができて立派ですね。しかし、サスケから見れば、まさに自分の存在を掛けた矛盾と立ち向かう苦しみの始まりです。

今回の一言 §

 今回、最も注目したのは説教をしたカカシよりも、説教ができなかったジライヤです。自分の前をナルトが通過していながら、結局最後まで声を掛けられませんでした。ジライヤも意外とダメなオヤジかもしれません。

 もう1つ、演出的に素晴らしかったのは水槽の破壊状況です。表から見ると、小さな穴しか空いていないように見えるナルト側。それに優越感を抱くサスケ。しかし、裏から見ると巨大な破壊の穴が。それを見てショックを受けるサスケ。それらが、言葉抜きで映像だけで示されている演出が凄いですね。

 この作品は、言葉で畳み掛けるように語る部分も見事ですが、こうやって言葉を使わないで見せる力も強くて素晴らしいですね。

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