2004年11月13日
トーノZEROアニメ感想ケロロ軍曹 total 3243 count

不良在庫の本を、代金小遣いから差引きで売ってあげるしたたかな秋!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のケロロ軍曹の感想。

サブタイトル §

第33話

「ケロロ小隊 アニメでペコポン侵略 であります」

あらすじ §

 ケロロ達は、アニメ化されたゲロロ艦長に夢中です。

 そこで、ケロロはアニメで人心を掴む侵略作戦を思いつきます。

 ケロロ達は、秋からアニメの作り方の本を手に入れ、実際に自分たちで作ってみますが、まったく上手く行きません。

 しかし、たくさんのアニメが放送されている現状から、何か楽をしてアニメができる方法があるはずだと確信したケロロ達は、ゲロロ艦長を制作しているアニメ製作会社に入り込んで実際の現場を見ます。

 ですが、そんな楽な方法はないと言うことが分かります。

 ケロロ達は一生懸命、自分たちのアニメを作ります。

 自らの作ったフィルムを見たケロロ達は感激します。

 ケロロは、まだまだ未熟であり、もっと良い作品を作らねばならないと言います。

感想 §

 アニメを作るというのは大変なことですね。

 そのことが、ひしひしと良く分かるエピソードです。

 そして、もう1つ。アニメーターは演技者であるということもよく分かる描写がありますね。アニメーターが実際にポーズを取って見せる描写などは、なかなか良いと思います。演出家も台詞を声に出して時間を計っていたりするし。無機的な絵で表現されているように見えるアニメも、実際には自らの身体を使う「演技者達」によって生み出されていると言えますね。

 そして何より苦労して作ったフィルムを見て感激するケロロ達。この気持ちは大切ですね。自分で作った映像が実際に動くところを見るのは、静止画の世界に止まっている限り永遠に得られない豊潤な感動をもたらすものです。いやまあ、そんなことを偉そうに書いているのは、1980年代中期、貧弱なパソコンを使って動く絵を達成した感動というものがあればこそ、ではありますが。だからこそ、ケロロ達の気持ちに嘘はない、という共感が得られます。

今回の名台詞 §

秋「お代はお小遣いから引いておくから」

 さすがです、秋さん。売れ残りの在庫を押しつけて代金までしっかり回収するとは。

感想 裏モード §

 裏のアニメ感想家(クックック)、裏トーノZEROのよい子が知らなくても良いアニメ感想行ってみよう!

 ゲロロ艦長っていうのは、要するに宇宙戦艦ヤマトだな。

 「うろたえるな」という台詞は、宇宙戦艦ヤマト第2話のAパートの最後あたりにある名台詞だったりするしな。

 なに? なぜ正確に「第2話のAパートの最後あたり」などと具体的に言えるかって?

 そりゃもう、思わず部屋の中からDVDボックスを探し出して確認してしまったからさ。クックック。見つからなければLDボックスでも良かったんだけどな。ちなみに、DVDはTV第1シリーズしか無いが、LDならTVシリーズは第1シリーズ、ヤマト2、ヤマトIII、劇場版ボックス、そして、2520も発売された分は全部あったりするぞ。クックック。まさにヤマト禁止法に盛大に引っかかる最強最悪の布陣ってやつだな。でもヤマト信者って訳じゃないぜ。ヤマトってのは恥ずかしいものなんだ。その恥ずかしさを理解せずに、盛大にヤマトを賛美する奴は豆腐の頭に角(はて?)をぶつければ良いと思うぜ。

 念のために補足するけど、ヤマト禁止法っていうのは、みんだなおの描いた漫画に出てくるネタで、ヤマトグッズを所持していると逮捕されてしまうと言う実に怖い架空の法律だったりするんだぜ。クックック。

 アニメ製作会社サンイラズってのはもちろんサンライズのもじりだろうな。

 それから、作品内のTVで流れている怪しいロボットアニメは、ガンダムのパチモン系の何かだろうという気がしたけど、確認の手が回っていない。ケロロ軍曹に出てきた架空作品かもしれない。

 でもって、アニメ本編の作業が進まないのに歌だけできるってのは、かなり痛い展開という気もするな。いかにも、どっかにありそうな話だよな。クックック。

 おっとまた出たね、「いきなりダンゴ」が。それについては既に解説済みだから特にコメントは無し。

 もう1つ、忘れちゃならないのが、白いシャツに貼り付く平面ケロロ。まさに、ど根性ガエルの世界じゃねぇか。そもそもアイキャッチがど根性ガエル風だけれど、本編でも使ってくるとは思わなかったぜ。