2004年12月04日
トーノZEROアニメ感想ケロロ軍曹 total 4651 count

「ソーナンス、遭難す」への対抗か、「そ~なんですよ西澤さん」という遭難話!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日のケロロ軍曹の感想。

サブタイトル §

第36話

「ケロロ 死闘!軍曹VS冬将軍 であります」

「冬樹 そ~なんですよ西澤さん であります」

あらすじ「ケロロ 死闘!軍曹VS冬将軍 であります」 §

 ケロロ小隊にボーナスが支給されます。

 ケロロは冬樹と一緒にガンプラを買いに出かけようとしますが、寒さに敗北します。

 冬樹への八つ当たりで、夏美と冬樹を寒さの訓練用の施設に入れますが、雪を見てかえって二人は喜んで遊んでしまいます。

 しかし、誤って機械の強度を上げすぎて、家中から雪があふれ出してしまいます。

あらすじ「冬樹 そ~なんですよ西澤さん であります」 §

 桃華は、雪山で遭難して冬樹と二人っきりというシチュエーションを実現するため、ケロロ小隊の雪山訓練にかこつけてみんなを招待します。

 しかし、桃華が用意した吹雪の発生装置と、クルルが雪中行軍訓練のために始動させた気象衛星コマワリの機能が重なり、とんでもない猛吹雪が発生してしまいます。

 山小屋に避難した桃華と冬樹。桃華の野望が成就されようか、というときに、訓練用の熊ロボットに襲われたケロロが山小屋に飛び込んで台無しにします。

 実は、冬樹は桃華が期待したようなことを行おうとしたのではなく、使い捨てカイロを渡そうとしていたのでした。冬樹の使い捨てカイロをもらうことができた桃華はちょっと幸せそうに帰りました。

感想 §

 前半はいもしない冬将軍を意識するケロロが面白いですね。

 そして、ケロロがガンプラを買いに行こうと誘ってもこたつから出ない冬樹が、雪を見ると喜んで遊ぶ光景が、ケロロの予測を裏切って面白いですね。

 後半は、桃華の暴走する妄想が可愛くてナイスです。そして、妄想とあまりに違う冬樹の山小屋連れ込みシーンも面白いですね。

今回の一言 §

ドロロ「ねえねえ、僕のボーナスは」

 ドロロのボーナスはもちろんケロロが着服しているのでしょう。しかし、いつものクールさはどこへやら。子供のようにボーナスを求めるドロロが可愛いですね。

感想 裏モード §

 裏のアニメ感想家(クックック)、裏トーノZEROのよい子が知らなくても良いアニメ感想行ってみよう!

 今回は、久々に裏モード全開で感想を書けるぜ。

 その前に一言書いておくべきことは、いかにケロロ軍曹というアニメ作品が優れているか。そのことが、同じ土曜日に放送されている某ガンダム作品と見比べることで痛切に感じられるから皮肉なものだなな。つまり本家ガンダムより、ガンダムをネタにしてるカエルアニメの方が遙かに良質だってことだ。クックック。まあ、あっちの方も最初の方は面白かったんだけどな。スタッフに致命的なボタンの掛け違いがあるのか、それとも外的な要因でそうなることを強制されてしまったのかは分からないが、「謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZERO」(長すぎるぜ)も土曜日に書くアニメ感想はケロロ軍曹だけ!という状況になったしな。クックック。そうそう、トーノZEROはボボボーボボーボボも喜んで見てるってことは付け加えておこうか。

 それはさておき。

 ガンプラネタは長くなるので後回しにするとして。

 俺の歌を聴け、ってのは超時空要塞マクロスっていう人気アニメの二匹目のドジョウを狙って作られた何本かのアニメの中の1つ、マクロス7の主人公、熱気バサラの名台詞だな。カラオケで歌う時に叫んでみると、運が良ければウケるかもしれないぜ。運が悪いと嫌な奴と思われるけどな。クックック。

 気象衛星こまわりは2度目の登場になるかな。もちろん、がきデカのこまわり君が元ネタに間違いないな。それを断言してしまう理由は、ビームを発射する瞬間のポーズが、こまわり君の「死刑」のポーズに見えたからだぜ。なかなか粋な演出をしてくれて嬉しいぜ。

 冬将軍に関しては、どうでも良いことなんだが、昔NHKの人形劇でネコジャラ市の11人というのがあって、それに冬将軍がやってくるという内容があったような気がするんだな。しかしはるか昔のことで記憶も定かではないので断言ができない。ただ、声まで凍って、歌を凍られた氷をレコードとして売ったという、とんでもなく面白い展開だけ覚えていたりする。もちろん、この冬将軍の元ネタがネコジャラ市の11人という可能性は薄いと思うけどな。クックック。しかし、ネコジャラ市、フィルムが一切残っていないとはあまりに惜しいぜ。

 さて、次は(たぶん)特撮ネタだ。ケロロが見るポールの妄想。たぶん、何かの特撮ネタだ。ウルトラセブンじゃないかなと思うんだが、自信が全くない。なんだが雪の中でモロボシダンがウルトラアイを探しているエピソードがあったような無かったような……。それも、オレの妄想かもしれないな。クックック。

 じゃあ、最後にガンプラネタに行ってみようか。

 今回は久々にガンプラネタも全開だな。

 先にデンドロビウムの話題から行ってみるか。

 珍しく、デンドロビウムのことをナレーターが解説していたな。珍しいこともあるものだと思ったら、何の説明にもなっていないまま終わってしまって大笑いだぜ。要するに、視聴者はデンドロビウムは何かなど、全く知らなくても良いってことだな。実にナイスな演出だぜ。

 つまり、こたつ+冬樹=デンドロビウムという理解で問題ないってことだぜ。

 次はお待ちかね、Gブルの話題だぜ。クックック。

 いきなりMG 1/100 Gブルというあり得ないアイテムが登場。念のために解説しておくと、ガンプラには主にPG、MG、HG(HGUC)、無印の種類があって、そのうちMGというのはマニア向けの主流のラインだな。スケールは1/100に統一されているはずだ。ケロロが買うガンプラはほとんどMGらしいから、ケロロも平均的なガンプラオタクということになるな。そういう意味では、MGというチョイスは、ケロロのキャラクター性を際だたせる一種の演出としても機能しているわけだ。

 しかし、Gブルというアイテムは、ちょっとあり得ないね。あり得ないという理由は2つあって、1つは真面目に取り合うアイテムじゃないからってことだな。こいつは、ファーストガンダムに登場するGアーマーという機体の一部になるものなんだが、Gアーマーってのは分離すると戦闘機になったり戦車になったりガンダムになったりするというリアルにはほど遠い玩具メーカーが喜びそうな、(ついでにマニアがちゃぶ台を投げそうな)トンデモメカなんだぜ。Gアーマーの一部、戦車になった部分がGブルってわけだ。そして、このGアーマーってメカは、あまりにトンデモなので、ファーストガンダムの劇場版が製作される際には全て無かったことにされて、もっとマシなコアブースターというメカに置き換えられちまったという逸話のある代物だ。こいつを真面目にマニア向けのMGシリーズでモデル化するってのはちょっと考えられないな。

 念のために言えば、俺はGアーマー(Gファイター)が好きだぜ。そのへんの愛は、宇宙世紀の駄ッ作機 RX-78SA1 Gファイターのあたりで味わってくれよな。ちなみに、トニーたけざきさんもセイラがGブルでシャアを轢く愉快な漫画を書いているぜ。

 とはいえ、最近じゃ、まさか!ってアイテムがMGになってたりするから油断はできないぜ。何せ、MGボールまでネタじゃなくて実在する時代だからな。それでも、Gブルがあり得ないと考えられる第2の理由が出てくるわけだ。なぜMG Gブルがあり得ないアイテムと考えられるかと言えば、おそらくそれはMG Gアーマーか、あるいはMG Gファイターとして模型化されるだろうと推測できるからだな。過去にMGガンダムMk2が既にありながら、MGガンダムMk2を丸ごと取り込むMGスーパーガンダムを模型化した例もあるしな。スーパーガンダムはガンダムMk2+Gディフェンサーなんだが、ガンダムMk2とGディフェンサーの2つを買うとスーパーガンダムになるという商品構成は取らなかった訳だな。そういう前例から考えると、Gブルだけ独立して商品化される可能性は薄いと予測するね。根拠はないけどな。クックック。

 もちろん、そういうあり得ないアイテムの名前が度を超えたマニアの妄想、そうそれは平均的なガンプラオタクのセンスをどこか超越している、として叫ばれるところがケロロ軍曹のいちばん素敵なところだな。オレはそう思うぜ。クックック。