謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のマシュマロ通信の感想。
サブタイトル §
第38話「バック・トゥ・ザ・プロポーズ」
あらすじ §
サンディのパパは、15年前の大晦日にママにプロポーズしていました。
チョコとミントは、15年前の大晦日に放送されたスペースファミリーの幻の768話を見たいと思います。
スペースボーイはその願いを叶えるために、アパートを15年前に戻してくれます。
ママはダンスパーティーにパパを誘いますが、パパは行きません。
チョコとミントと出会ったパパは、二人をテレビ局に連れて行きます。
スペースボーイの衣装をパパは勝手に着てしまいます。
生放送の本番の時間になり、パパは出演者と間違われて出演してしまいます。
サンディはプロポーズの言葉をシナリオの変更と称してパパに読ませます。
それを見たママは喜びます。
現在に戻る時間が迫り、サンディ達は急いでアパートに戻ります。その時、車に乗せてくれたのがサニーさんでした。
サンディは、でっちあげのプロポーズでパパとママを結婚させてしまったことを悩みます。しかし、ママは、プロポーズされたからではなく、本当に好き合っていたから結婚したのだと言います。
感想 §
とても頼りなくちぐはぐに見える15年前のパパとママ。
それを、サンディはインチキのプロポーズで結婚させたことになります。
自分でやったこととはいえ、そのことについて悩むサンディはよい子です。
しかし、パパとママは好き合っているから結婚したわけです。インチキのプロポーズは切っ掛けに過ぎません。
この結婚が正しかったことは、サンディのような立派な娘を育てたことが証明していると思います。他人がどう見ようと、パパとママは立派な夫婦ですね。
そのことが良く分かる良い話でした。
もう1つ、非常に良かったのは、若き日のサニーさんが登場するところです。気象予報士を目指して新聞配達のアルバイトをしていて、運転しているのも安っぽい小型車 (今の日本ではオシャレな外車と見えるかもしれませんが)。それが、15年後にはあれほど立派になっていると分かるのは、ある種の希望を示していますね。
更に感想 §
屋台でホットドッグを買っているスペースボーイ。どうやって食べるつもりだったのでしょうか。いや、それ以前に、時間すら自由に戻せるスペースボーイが、屋台でホットドッグを買うというのが妙に面白いですね。
それから、ダンスパーティーの雰囲気、どう見ても15年前じゃないですね。15年前と言えば1989年です。この頃には既にハウスやユーロビートはあったような気がします。もっと以前の1980年ぐらいの時点で、「サタデーナイトフィーバー」が封切られていて既にディスコブームが起こっていたはずです。若者達が、ああいうダンスパーティーを喜んでやっていたとすれば、もっと時計の針を戻す必要があるかもしれません。1950年代ぐらい?
とはいえ、それをもってマシュマロ通信はリアルではないと評価するのは筋違いでしょう。
むしろ、現実よりも、古き良きレトロな時代は身近にあることが、魅力ある1つの世界観ではないかと思います。
今回の一言 §
スペースファミリーの幻のエピソードは768話。これは切りの良い数ですね。768は2の8乗の3倍です。
一方、サンディの服に書かれた数字は73。73といえば、アマチュア無線での「さようなら」の挨拶となる符号です。(女性に対しては88を使いますが)。しかし、それが数字の根拠であるかは分かりません。はたして、サンディが胸に73と書いた服を着ている意味とはいったい?