2005年02月23日
トーノZEROアニメ感想巌窟王 total 3083 count

詐称貴族扱いされても親身に助けてくれる真の友人、ルノー!?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の巌窟王の感想。

サブタイトル §

第十九幕

たとえ、僕が僕でなくなったとしても

あらすじ §

 アルベールは家出します。

 詐称貴族扱いされ門番に襲われますが、ルノーに助けられます。

 カバルカンティは、ダングラール夫人をたらしこみます。

 モンテ・クリスト伯爵はダングラールを破産させる復讐を開始します。

 財産を失ったダングラールは、ユージェニーとカバルカンティの結婚を強制的に急がせます。

 深夜、家を出ようとしたユージェニーはカバルカンティに襲われます。

感想 §

 面白いのは、アルベールに降りかかる災難ですね。

 門番のやったことは、明らかにこの世界においても犯罪でしょう。

 いくら、アルベールが詐称貴族ということになったとしても、好き勝手に殴ってバイクを我が物にして良いとは思えません。

 しかし、たとえそうだとしてもアルベールにはどうすることもできないわけですね。その無力感が、とても興味深い展開です。

 そして開始されるダングラールに対する復讐。そこでの見どころは、ダングラールよりも、それによって翻弄されるユージェニーですね。あまりに野獣のようなカバルカンティに襲われるシーンの悲劇性と、そこから醸し出される色気。ああ、なんと可哀想なユージェニー。そして、その哀れな部分を娯楽として消費していく視聴者達。

今回の一言 §

 伯爵への愛を持って暴走を止めようとするエデ。ここにも身を切られるような悲劇がありますね。