ミラージュ系機体だけでキャンペーンをクリアする「ミラージュ チャレンジ」を行ってみました。
動機はほとんど趣味であり、道楽であり、気持ちよくキャンペーンをクリアできるのではないかと考えたことが発端です。
しかし、ちょっと予測と違う結果になりました。
レギュレーションは以下の通りです。
- MIR-2000またはMIR-2000Dを選べるミッションは全てMIR-2000またはMIR-2000Dで飛ぶ
- F-5Eしか選べないミッションはもちろんF-5Eで飛ぶ
- HAWKしか選べないミッションはもちろんHAWKで飛ぶ
- 艦載機しか選べないミッションでは特に指定はない。何で飛んでも良い
- MIR-2000Dしか選べないため避けることが多いミッション11Bをせっかくだから積極的にやろう。そのために、最初のコイン選択は必ずフェイス オブ コイン(表)を選ぶ。2回目はどちらでもよい
- 僚機は条件を満たす機種の範囲内ならどれを選んでも良い (同一機種で揃える必要はない。もちろん、MIR-2000またはMIR-2000Dで飛ぶ時は僚機もMIR-2000またはMIR-2000Dのいずれかを選ぶ)
- 特にRANKは問わない
- 難度はACE
- キャンペーンクリアが目標なのでコインの都合でやらないミッションをやる必要はない
MIR-2000とMIR-2000Dの印象が大幅に違う興味深さ §
結論から先に書けば、MIR-2000とMIR-2000Dの印象は全くの別物になりました。
序盤においては、どちらの機体も十分すぎるほどに強力です。
しかし、MIR-2000は中盤において既に性能の限界が見え始めます。特殊兵装のSAAMは、混戦状態では当てにくく、しかも8発しか持てません。通常ミサイルも60発しかなく、余裕があるわけではありませんので、特殊兵装の弱さは全般的な印象を悪化させます。
一方、MIR-2000Dは終盤まで使える攻撃機としての印象を崩しません。もちろん、さほどゆとりがあるわけではなく、激しいミッションではミサイルも爆弾も全て使い尽くし、銃撃も多用する展開になります。しかし、それは無理を要求されるという感じではなく、全力を使い切って丁度終わりという良い印象になります。特殊兵装の無誘導爆弾(大)は14発あり、これは慎重に使えば相当な使い出があります。また、銃撃が正面ではなく下方向に角度を付けて装備されているので、地上を銃撃する場合のストレスも大きくありません。これも特筆すべき特徴の1つに数えて良いと思います。
そして、両者はいずれも同じ高速性を持ちつつ、実は機動性や安定性などの性能も、実はMIR-2000Dの方が優越しています。では、MIR-2000Dだけを使えば良いのかというと、そうではありません。ATTACKERであるMIR-2000Dは、ミサイルがロックオンするまでの時間がMIR-2000よりも長くなり、空戦向きではないのです。いくら見劣りするとはいえ、やはりFIGHTERのMIR-2000の方が空戦をやりやすいと感じます。
そのようなことから考えると、素晴らしい印象を残すミラージュとは、高速対地攻撃機としてのMIR-2000Dのことだ、と考えても良いような気がします。
あえて言おう、MIR-2000の活躍どころ §
とはいえ、序盤限定であれば、MIR-2000のずば抜けた活躍どころもあります。
たとえば、MISSION 06『白い鳥I』などは、飛び抜けた高速性を活かして巡航ミサイルの母機に迫り、SAAM2発で落としてまわるという展開が可能になります。これは、ずば抜けて速度が速いMIR-2000ならではの魅力だと思います。
ただし、母機を落とすにはSAAM2発が必要で、母機は4機。SAAMは8発しかありません。つまり、SAAMを外すか、あるいは他の目的で使うと足りなくなるということです。
終盤のMIR-2000の印象 §
もちろん、MIR-2000で、以下のミッションもクリアしています。
- MISSION 23『ラーズグリーズの亡霊』
- MISSION 24『白い鳥II』
- MISSION 27『ACES』
- MISSION 27+『THE UNSUNG WAR』
しかし、印象はどちらかと言えばF-5Eでクリアした場合に酷似したものになりました。
トーネード(TND-F3)はイマイチだと思っていましたが、それでも終盤においてはMIR-2000よりも使える戦闘機という気がします。
相対的に敵が弱い序盤では、MIR-2000のスピードを生かせば、TND-F3よりも爽快感の大きなプレイは可能だと思いますが……。
MIR-2000Dの魅力をたっぷり堪能するには §
MIR-2000Dの魅力をたっぷり堪能するには、MISSION 09『憎しみの始まり』が良いと感じました。ただし、調整攻撃のターゲットはできるだけ銃撃で破壊するという制約を付けて。
密集した敵地上ターゲットがあって無誘導爆弾も使えるし、下方向に角度が付いていて地上を撃ちやすい機銃向きのターゲットも多数あります。そして、MIR-2000Dの卓越した高速性は、地上部隊からの攻撃要請に即座に駆けつけることを可能とします。
僚機は全てMIR-2000にして空の敵は任せ、自機は地上ターゲットに専念するとけっこう楽しめると思います。もちろん、空き時間に敵機と空戦しても問題はありません。あまり得意ではありませんが、ヘリやA-10A相手に十分に戦える力があります。
そうでなければ、MISSION 07『サンド島防衛戦』も悪くないかもしれません。広大な海域の敵艦を全て沈めてまわるために高速性は有利です。それに加えて、通常ミサイル2発+銃撃で敵艦を素早く沈めていくために、地上を攻撃しやすい機銃は有利です。そして、シンファクシの対空兵器の固まりのど真ん中に無誘導爆弾をまとめて落とす爽快感も楽しめます。
他のミッションはどうかというと。
MISSION 16B『砂漠の電撃』もMISSION 09『憎しみの始まり』と比較的似た性格を持っていますが、気持ちよく蹴散らすにしてはターゲットが多いのが難点です。
MISSION 18『クルイーク要塞攻防戦』は、戦場が狭くあまり高速性が活かせません。
MISSION 22『封印』は、無限に出てくるSAM以外の全地上ターゲット破壊を目指すと、かなりの武装不足になって銃撃の多用が要求されます。もちろん、銃撃を楽しむという観点から言えば増えても良いのですが、最後の岩盤攻撃が単純な反復攻撃になってイマイチ楽しい印象が残らない難点が……。
MISSION 25『ハートブレイク・ワン』は、最後に対地攻撃機には向かない8492との空戦を要求されるという難点があります。
