謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!
今日のミルモの感想。
サブタイトル §
「春休み アニメ祭り!!」としてイカの、もといタコの、もとい以下の2話を放送。
あらすじ「クリスタルランド超ピンチ」 §
クリスタルランドに到着した楓達は、シンリーンのウサギ兵に捕らえられます。
脳波コントロールされたミルモは、ウナバランドの軍隊の先頭に立ってシンリーンに攻めてきます。
楓とタコは、ミルモを止めるために解放されます。結木とリルムは、楓とタコが裏切らないための人質として留め置かれます。
しかし、楓の言葉はミルモに通じず、ウナバランドに捕獲されてしまいます。
イカは、ロボットにも心があるという楓の言葉に心を動かされ、楓とタコを独断で解放します。
シンリーンは最終兵器の巨大ライオン型ロボットを完成させます。
ミルモの心の世界では、真のミルモの心と、クリスタルの精が話をしていました。クリスタルの試練とは、本来クリスタルランドの王を決める試練であったことが明らかになります。
あらすじ「めざせ鼻の穴!」 §
結木はリルムを逃がし、更にピンチのシンリーンの王子を身を挺して守ります。
そして、結木達は楓達に合流します。
必死にミルモに声を掛ける楓ですが、クモッチョを好きなだけ食べさせてあげるというと、ミルモの真の心が目覚め、脳波コントロールを脱します。
両軍は決着を付けるために最後の決戦を始めようとします。怒ったミルモは、頭を冷やせとクリスタルの力で両軍を竜巻に巻き上げ、戦えないようにしてしまいます。
ところが、それでクリスタルの力は消滅してしまいました。
シンリーンの最終兵器がミルモを踏みつぶそうとしますが、タコが身代わりになります。
最終兵器の頭脳は、実はハナコちゃんで構成されていて、タコに気付きます。
クリスタルの力が消えたために、クリスタルランドの世界は崩壊し始めます。
両国の者達は協力して鼻の穴に向かい、人間界に脱出しようとします。その協力する心がクリスタルの力を復活させ、世界は美しい姿を取り戻します。
復活した世界では、タコが国王に就任しました。
感想 §
これは良い話です。
どのあたりが良いのかと言えば、戦う道具として作られたロボット達のドラマが良いのですね。タコだけでなく、ウサギまで壊れて捨てられた残骸の山が涙を誘います。そして、何より良いのは、イカの行動です。ロボットにも心がある、という楓の言葉に、イカは命令に背く行動に出ます。いくら、イカが偉そうにタコをバカにしたところで、戦闘のための道具として作られ、使い捨てられていく運命に変わりはありません。そういう心情がどこか滲み出てくる行動ですね。
それからビジュアル的には、戦いを前に無数の兵士が並ぶ描写が凝っていますね。本当に多くの数が描き込まれています。これは、手間に値する良いムードが出ていたと思います。
クリスタルの試練の真の意味も、非常に納得の行くものですね。最初にタコが登場した時点での、何だか良く分からないムードが、これほどキリリと引き締まった良い話に続く伏線であったとは。さすがミルモ。
そして、ミルモ王子も、どんな正義の心よりもクモッチョの誘惑で脳波コントロールを脱却するとは、さすがです。彼こそ、真のヒーローと言うべきでしょう。
今回の一言 §
それはともかく、縛られる楓。色っぽいよ~。最高だよ~。
しかも、イカが楓の身体を拘束するために使ったリングは、イカリング!!